「食」で癒し 〜 食生活の改善で家族みんな幸せになる♪ ③ 〜

こんにちは Aphroditeです。

　私は母に「食」の大切さを教わって育ちました。

　実家に行くと色とりどりの手料理がテーブルの上にたくさん並びます

　もちろん私たち家族がいくために準備をしているのですが、それでも一生懸命手料理を準備して待っていてくれるというのはありがたいです。

　しかも野菜は父がつくった畑で採れた採れたての「無農薬有機野菜」。放射能の問題があった時は借りてきたガイガーカウンターで畑を計って数値が低い事を確認してくれました。

　二人とも家族や自分の口に入るものにはとてもこだわっています。

　こんな両親のもとで育ったおかげでしょうか、一人暮らしをはじめた時、仕事が忙しいと外の総菜を買ってきて食べるのですが、美味しいと感じたのは最初だけ。しだいに総菜では何か寂しい、物足りない、そしてその中に何が入っているかわからない不安を感じるようになり、どんなに忙しくても手料理に勝るものはないと感じるようになりました。

　そんな私が引きこもりであった長男toshiくんに対して取り組んだ「食」の改善について、前回に引き続きお話したいと思います！

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さて、私が引きこもりのjuju（仮名）の食事を管理するにあたって、二つ目に決めたルール、それは

②「一汁二菜」～バランスの良い食事をつくる！～

でした。

　jujuはそれまでお弁当やコンビニのパンで暮らしていました。

　コンビニやお弁当屋さんのお弁当はどうしても栄養が偏ります。栄養が偏ると、カロリーは足りていても、「栄養不足」が起きます。そしてその「栄養不足」が人間の「飢え」に対する本能的なものを刺激し、「精神を不安定」にさせ「イライラ」させたり「キレやすい」子供をつくります。

　jujuはたまに学校に行くと、ストレスがたまるのか、帰宅後よく壁をたたいていました。ゲームを始めると、エスカレートしてきて、奇声を発して怒鳴り声をあげます。ちょっとした事でイライラしたり、どちらかというと機嫌良くしている時はほとんどない状態でした。

　とにかくこの状況を脱するためにはまずはバランスの良い食事で栄養不足を解消させる！

そう決心しました。

　さて、いざ食事の管理をしようとした時に、メニューはどうしようと考えた時に使ったのがこの「一汁二菜」という指針。私が好きな食材にこだわる有機野菜のレストランにこう書かれた「書」が飾ってあったのを思い出しました。母も良くこのバランスでつくってくれていたのを思い出し、自分もこの指針でいこうと決めました。

　実は当時は妊娠中。身体もだるかったり、結構きつかったのですが、子供が産まれると忙しくなり、どこまでできるかわからなかったので、いまのうちに出来るだけの事をしようと決めました。

この一汁ニ菜でバランスを考えて作ると、見た目にもとても美しく見えます。食事を見て「美味しそう！」そういう感動もして欲しいと思いました。

でもjujuは相変わらず、部屋をあけて声をかけても知らんぷり、部屋の入り口に料理を置いて戻ってくる日が続きました。

ところが、１ヶ月くらいたったある日、皿を片付けようとドアを開けると、食べ終わったお皿がまとまってお盆の上に乗っかり、部屋の入口に置いてあるではないですか。

いつもは食べ終わったまま状態のお皿を私が部屋に入ってとりにいっていたのが、今日はちゃんとまとめて私が回収しやすいように入口に置いてあります。

本人は相変わらず知らんぷりしていましたが、私には、この変化がjujuなりの私への思いのような気がして嬉しかったのを覚えています。

ほんの少しですが、一歩が踏み出せたと感じた嬉しい変化でした

いつも読んでいただきありがとうございます。

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Aphrodite