こんにちは。
MEAW/GEAW矯正派の先生のHPには
非抜歯矯正の症例写真が出ていることがあります。
中には、
一見するときれいに並んでいるのですが、
よくよく見ると前歯や3番の歯茎が
不自然に盛り上がっているように見えるケースも
散見されます。
そういう写真が掲載されている
個別のクリニックのHPに
リンクを貼るわけにもいきませんので、
その代わりに、
このページの下のほうのリンクから
日本臨床矯正歯科医会の記事を
見て頂けたらうれしいです。
この記事の中では
MEAW/GEAW矯正なのかどうかはわかりませんが、
非抜歯矯正の仕上がりに不満があって
再矯正となった事例が
いくつか紹介されています。
そして、この記事の事例②と③の
再矯正前の写真と似たような感じの写真を
MEAW/GEAW矯正派の先生のHPで
症例として見かけることがよくあるんです。
こういう写真を「症例写真」として
公開している先生は、
歯茎の不自然な盛り上がりを
あまり気にされない、ということなんでしょうね…
なんだかとても不思議ですが。
リンクはこちら(↓)です。
(日本臨床矯正歯科会)
こちらの記事中の3名の患者さんは、
いろいろと大変だったこととは思いますが、
セカンドオピニオン相談と再矯正に踏み切って、
最終的にはリカバリーがうまくいって、
よかったと思いました。
特に事例③の方は、一度目の先生に
「抜歯をしての矯正歯科治療は医療行為ではない」など
いい加減なことを言われて、
不具合を取り合ってもらえずに、
結局2本も歯髄壊死したとのこと。
歯の健康という意味でも、
心の痛みと言う意味でも、
本当にお気の毒に思いました。
2度目の矯正がうまくいって本当によかったです。
さて、この方たちとは反対に、
無理な非抜歯矯正の仕上がりに
満足されている方のブログを
拝見したことがあります。
MEAWを使った矯正で、
歯はたしかに並んでいます。
でも、この方のブログにある写真からは、
前歯から小臼歯までの歯茎が
不自然に盛り上がっているのが見てとれるんです。
「歯の根が歯槽骨から逸脱しているのではないか?」
「先生にCTを撮ってもらってください」
といったコメントもついています。
でも、この方は
歯が並んだことがよほど嬉しいのでしょう。
外からの心配する声は届かないみたいです。
手遅れにならないうちに、
セカンドオピニオンに行ってほしいのですが…。
私は、この状態で矯正終了とした担当医のお考えを
聞けるものならお聞きしたいです。
ご本人が満足されていたら、
それで本当にいいのでしょうか?
患者の口腔内の
健康を守る仕事をしている歯科医としての
矜持はないのでしょうか?