こちらの記事によれば、
親の学歴が低い場合、
子ども(就学前)は虫歯になりやすいそうです。
この記事を見たとき、
「なるほどなあ。確かにそんな気がする」と思いました。
その一方で、
「毒親家庭」と「子ども(就学前)の虫歯の有無」についても
ぜひ(できれば公費で)調査してもらいたいな、と思います。
私の父は旧帝大理系卒、
母は高卒と
半世紀前の話としては、低学歴ではありませんでした。
そして母は専業主婦でやっていけましたので、
とりわけ金銭的に余裕がなかったわけでもなかったはずです。
でも私は幼少時、虫歯だらけでした。
何本も抜歯されて、
永久歯が生えてくるまでの数年間、
保隙装置を使用していました。
この保隙装置のことを
親は「入れ歯だ」と言っていたので、
私もついこの間まで、
自分は「入れ歯」をしていたのだと
信じていました。
(→ 毒親と歯 -1-)
当時(今もそうかもしれませんが)
子ども用の「入れ歯」は安くはなかったようです。
でも、歯医者が
「お母さん。この虫歯はお母さんの責任なんですよ。
保隙装置(入れ歯)は作ってあげてくださいよ。」
と言うから、
母はしぶしぶお金を出したそうです。
そして、
入れ歯を恥ずかしく思っている娘の気持ちなど
1ミリも顧みず、
「この子、入れ歯してるのよ。入れ歯、高かったのよ。」
と親戚に言いふらしたのは、
子どもに高価なものを買ってやったという
自慢のつもりだったのですね。きっと。
そして、今思うと、
このときの歯医者さんはいい人だったんですね。
自分で声をあげることのできない幼い私のかわりに、
「この虫歯はお母さんの責任なんですよ。
保隙装置(入れ歯)は作ってあげてくださいよ。」
って言ってくれて。
半世紀も経ってからですが、感謝します。
翻り、
子どもに仕上げ磨きどころか、歯磨きさえも教えない毒親。
他にも、これってなんか変だよね、
クラスメートの家とはなんか違うよね、
なんか、恥ずかしいよね、
と、子ども心に思っていたことはいろいろあります。
例えば、
入浴は2日に1回だけ、というルール。
洗髪は1週間に1回だけ、というルール。
(←これって、今なら「虐待」判定が出ませんか?
ものごころついてから、
中学卒業までこのルールに縛られていました。
高校生の時は、朝シャン全盛期だった為か
ルールが少し緩和されて、週2回洗髪できました。)
小学5年生くらいまで、
毎朝、親が指定する服を着て学校に行っていました。
ブラウス等は、2日間同じものを着せられていました。
(←当時でもクラスのほとんどの子は、
毎日違うブラウスを着ていました。
クラスに1名だけ、
1週間同じシャツを着てくる男の子がいて、
その子よりは恵まれていると自分を納得させていました。)
母は毎日食事を作ってくれましたが、
ほぼ1週間に一度の頻度で
ごはんやみそ汁の中に髪の毛が一本入っていました。
「髪の毛が入っている」と言うと、
「そんなもん、取り出せばいいじゃないか」と
怒られました。
(←アラフィフの私も長年毎日食事を作っていますが、
髪の毛混入事故は数年に一度程度しか起こりません。)
7,8歳ごろまでは家では石油ストーブを使っていましたが、
省エネルギーが徹底していて、
ある時は室内が12度の時に、
「まあ、10度以上もあるじゃない」と言われて
ストーブが消されてしまいました。
(←室内が12度なら暖房は必要ないという考え方に
根拠があるなら知りたいです。)
父は家の中、子どもの前でも平気で喫煙していました。
(←これだけは、当時は毒親でなくてもよくある行為
だった気がします。)
パンや餅に青カビが生えた時、
青カビがついているところだけを取り除いたパン・餅が
食卓に出てきて、食べさせられました。
(←青カビは目には見えませんでしたが、
食べると青カビの味がしました。
でも「ごはん一粒でも食べ残すと
バチがあたる」と言われて
食べ残しは許されませんでした。)
私の大学受験(共通一次)を目前にした1月、
家に広島の生牡蠣が大量に届いたとのことで、
家族で3回に分けて食べました。
私は最初に生で食べた日に、お腹をこわしたので、
2回目に「牡蠣ごはん」として食卓に出てきたときは、
食べたくなかったのですが、
「せっかく作ったんだから食べなさい」と強要されて、
食べて、またお腹をこわしました。
3度目も、試験目前で食べたくないと言いましたが、
やはり強要されて、お腹をこわしました。
(←普通の親をおもちの方には、この「強要」というのが
理解できないかもしれませんが、
毒親は子どもが生まれ落ちた時から
執拗にマインドコントロールをしているので、
子どもは親の「強要」に抗うことができません。
大事な試験前に理不尽なことを強要されることに
多少の怒りは感じますが、
「ああ、またか」という諦めの気持ちで
毒親に支配されてしまうのです。)
この他にも
「片頭痛発作が起きているときに、
入浴すると頭痛がさらに酷くなる」と説明しても、
「入浴すれば治るから入れ。入らないと寝てはいけない。」
と強要するとか、いろいろあります。
「毒親のヘルスリテラシーは低い」としか言いようがありません。
でも、問題はそこだけではない気がします。
毒親は、子どもに
「清潔な環境で気持ちよく過ごさせ」てやろう、
という気が皆無です。
ましてや、
「清潔な環境で気持ちよく過ごさせ」ながら、
「清潔な環境で気持ちよく過ごす力を身につけさせ」てやろう、
という「子育て」の感覚など、あるはずがありません。
あるのは、自分勝手な管理と支配だけです。
子どもを一人の人間として認めていません。