火事初日は簡単な現場検証と
事情聴取で終了。
本格的な現場検証は翌日でした。
ちょっと驚いたのが、
翌日までの一晩中、
消防隊の方が現場を
見張ってくれたこと。
完全に消火が終わったと思っても
再び火の手が上がらないとも
限らないからだそうです。
大変なお仕事ですね。
頭が下がります( ; ; )
現場検証には消防隊員が
10人前後やって来て、
火元を中心に燃えカスを
片付けながら進めていました。
決して広くない我が実家に
屈強な男たちがドカドカと
入っていくもんだから、
二階の床が抜けないか
ヒヤヒヤでした;^_^A
(消火で水浸しになったため
床もベコベコ)
1時間ちょっと経った頃、
まず父親が呼ばれ、
火事後初めて家に入りました。
数分で戻ってきた父親。
平常心を保っているものの、
やはり沈んだ表情。
「全部燃えてたよ。
ショックで泣かないように。」
そう言って、
次は私が呼ばれました。
家中水浸しなので、
長靴を履いてヘルメットを被って、
いざ中へ。
おお…
真っ黒!
( ̄O ̄;)
黒、黒、黒
黒の世界!!
壁やドアや家具や小物、
もろもろ全て原型を留めていない!
全てが燃え尽き炭化し、
大量の黒いカスとなっていました。
私はただただ呆然とし、
この時は悲しい気持ちは
ありませんでした。
私の部屋は、
前日に書いたイラストを元に
再現されていました。
素人目にはほとんどわからない
燃えカスをプロの目で拾い集め、
元通り並べるのです。
そして、
火元と思われる箇所を私が
指差した写真を撮っておしまい。
この時家に入ったのは、
確か父と私だけでした。
ここで人物関係をまとめると、
普段家に住んでいたのは
父、母、私。
たまたま帰省していたのが
姉と甥っ子。
計5人です。
火事の際在宅していたのは
母、姉、甥っ子。
私と父は会社でした。
甥っ子はこの時3歳。
まだ状況が飲み込めず、
むしろ消防車に大興奮!
むじゃきにはしゃいでいました。
トラウマになっていなくて
よかった^_^;
消防隊の方が残りの検証を
終えるまでは、
みんなで自宅の前にて待機。
すると隊員が燃え跡の中から
無事だったものを
届けてくれたんです。
それは、
家族写真、パスポート、
銀行カード、印鑑、年金手帳。
多少焦げてたり臭かったり
しましたが、
全部嬉しいものばかり!
写真はスチール製の本棚に
入れていたので燃え残り、
その他は机の一番上の小さい
引き出しに入れていたので、
空気がなくて燃えずに済みました。
いや~
不幸中の幸い!
これで少し元気回復(^^)
後は当然と言えば当然、
全て燃えてしまいました。
私の部屋は全滅。
私物で残ったのは、
当日身に付けていた洋服と
バッグくらい。
あ、一階の下駄箱は無事だったので
靴も大丈夫でした。
ショックだったのは、
買ったばかりのヴィトンのバッグ
や数々のお気に入りの洋服たち…
ではなく!
想い出の写真(学生時代~社会人)
や品が燃えてしまったこと。
特に写真…
バックアップ取っておけば
よかった~(T_T)ルルルー
あ、でも
もう一つ嬉しいことがあって、
火事の前年に亡くなった
愛猫のアルバムが無事だったこと!
いつもは私の部屋に置いていた
んですが、この時はたまたま
一階に置いてあったんです!
しかも濡れないところに!
あの子、
天国から守ってくれたのかも~
(T . T)
そんなこんなで消防隊の皆さんも
帰り、そこから様々な手続きと
家の片付けと忙しくなるのでした。
まだまだ続きます。
もみー