いやぁもう11月半ばですか。
楽しかったペルーツアーから早くも一ヶ月。
( ゚д゚)ハッ!
まだ記事としては二日目(しかも午前)という・・・w
記憶も曖昧になってきてるけど頑張ろう 笑
ということで前回(四年前)に訪れた場所は干上がってしまい何にも居ない。
しかしかなり歩いたので帰り道も激しく遠い・・。
キツイぜアミーゴ・・・。
なんつってたら、めぐに使役されたナナイ周辺を主に採取している漁師の人が「アピース
ト?oh....いーる(?)」みたいに森を指さします。
(後でわかったんですが、イールってのは「行く」って意味らしいです 笑 紛らわしいw)
店長「いや、水ねえだろw」
めぐ「でも行こうぜって言ってるっぽいもん!(なぜか分かるwそして大体合ってるw)」
仕方ない、ここは魔獣使いを信じるしかない。
砂浜をさらに少し奥に進むと魔獣が突然林の方を指さします。
店長「いやいやいやwww水ねえよこんなとこww無理ww」
めぐ「でも行こうぜって言ってるよwあっちって!w」
けんごさん「行くだけ行ってみますか!」
これだからファイタータイプは・・・(・ω・)笑
そしてなんとこの日、土屋さんがアピスト網を家に忘れてしまうという大事件が!笑
すぐに取ってきます(すぐの距離じゃない気もするけどw)と戻ってしまいました。
林の中を進む
(ここから結構進むので撮影やめた)
・・・水だ!!!!
水あった!!!
でも枝が邪魔して入れない!!!
まぁ進むんですよね。笑
この時初めてフラン(後に一杯出てくるよ)との会話が。
魔獣使いが簡単な言葉をどんどん覚えていく・・恐ろしい子w
軽く自己紹介してたりしますが、なぜかこの後、私とTさんだけは一度も名前を呼ばれることはございませんでした。笑
そんなこんなで水辺で探索していると・・・。
めっちゃ水が熱い。
魚いない。笑
すぐに引き上げ、
引き上げ・・・・ようと思ってたらフランが「あっちにもあるよ」つってまた歩く 笑
ちょうどそのころ土屋さんがアピスト網を持ってきてくれて「アピストいましたか?」「いやぁ魚自体がいませんねー」とやり取り。
この奥にもう一か所湖というか水たまりというか、でかいところがあるんで行ってみましょうって。
めっちゃ近かったw
そこでガサガサするんですが、まぁ埋まる 笑
上のyoutubeでも分かると思いますが太ももくらいまで埋まります(´・ω・`)
えー体力なくなるーやだーと女子みたいな発言の店長とは裏腹に、Kさんが「店長!これアピストとちゃいますか?!」と大声を出す。
ん!!
ついに!!!
初アピ(゚∀゚)キタコレ!!
ちょっと見せてくだs・・・・うわぁ!!!!
店長腰まで埋没。
う・・・動けない・・・・
ピコーン!近くの流木に捕まろ!
なんとか這いずり出て、流木を杖代わりに(この辺が魔法使いっぽさみある)ヨチヨチKさんに近づく。
Kさん「これアピストやと思うんですけど」
店長「おお!ビタえ・・・アガシジィですねこれ」
(あれ?全回来たときはビタエニがいる所にアガシ居なかったけどな('A`))
と、ふむふむと推理と考察をしているとKさんが今度は突然
Kさん「うわぁ!!!!!」
店長「どうしたんすかw」
Kさん「めっちゃ採れました!!!なんだこの数!」
店長「アピストってそんな感じで採れるんですよ(ドヤァ)」
Kさん「ど・・どうしよ、入れるものが!」
そう、皆さんは想像でしかわからないと思いますが、一網(というか鉄枠にネット貼っただけの平たい物)で落ち葉ごと掬い上げると20~30匹採れるんです。笑
店長「ん?跳ね方違うのいるな・・・ちょっと見せてもらっていいですか」
Kさん「入れる物無いですかね?(; ・`д・´)」
会話が噛み合っていないのではない。
見てみたい私と、自身初となる採取アピストを確保したいKさんの、せめぎ合いなのだ 笑
店長「あれ?でもこれビタエニ多いですね」
Kさん「これがビタエニなんすか、ちっさいすけど、めっちゃ感動してますわ(早く入れ物くれ・・・)」
へぇー。
アガシとビタエニ混在しているんだ。
ただ、アガシジィもビタエニもめっちゃ小さい。
2cmくらい。
いわゆる稚魚に近い。
けんごさん「店長!アピストめっちゃ採れます!」
Tさん「店長!めちゃアピストいますよw」
ふふふ、皆の者、慌てるでない。
どれどれ・・・と私も網を持ち、水にはいr・・・・・「うわぁ!!!!!めっちゃ埋まる!!!」
またやってんすかwという笑い声が聞こえた気がするけどそれどころではないw
マジで埋まるw
まぁもう良いやとそこで網を入れる。
ザバァっと持ち上げると先程Kさんが採ったようにわんさか採れます。
「ちっさいなぁ」
やはり全て2cm程度。
店長「大きいアピスト居ますかー?」
みんな「小さいですねー」
けんごさん「うぉ!おもしろいの採れた!!」
店長「マジすか!なんですか!!」
けんごさん「めっちゃきれいなカラシンです!!」
店長「・・・。(そういやみんなアピスト採取に来てるわけじゃなかったw)」
2cmかぁ。
恐らくこの時期でマックスの乾季。
そして浮きに入りそうなレベルの乾季終盤。
2cm。
結局全員で山程採取したけど(多分300~500匹近い)成魚サイズがゼロ。
こんな事あるんか?!
私の想像では、雨季に入り始める頃に産卵し、水の量が増えてきて逃げやすくなるから育てやすいのではないかなと思っていました。(全回の経験から)
前回は9月で3~3.5cmほどの個体が多かった。
うーん・・・・。
となると、いくつかの仮説が出来てくる。
1.前回採取の場所から数百メートル離れている事から、場所ごとで多少変わる?んな訳あるかいw
2.前回の9月で3.5cm そこから一ヶ月。という事は仮に同じサイズで生まれたとしたら4~4.5cm・・・成魚サイズだな・・・。
3.そもそも産卵時期は決まっていない。(となると全ての場所で同じようなサイズのハズがない、多分産卵時期は一緒だ。)
4.なぜ成魚が一匹も確保出来なかったのか。 広範囲で大人数での採取で一匹も採れないという事は、居ないんだ。居ないという事でしか説明が出来ない。
そして2cm弱の個体達の殆どが腹水病なのか?という位にお腹が膨らんでおり、そもそも胴体が極端に短い。
おかしいなぁ。
「そうだ、何時でも日が照りそうのない木陰で採取してみよう。」
「あれ?少し水温低いな」
「ん?!お腹も普通だし胴もさほど短くないな」
とりあえず皆さんに「2cmくらいのは集めなくても大丈夫ー!」と叫び、黙々と同じ場所に私は網を入れる。
「ふむふむ」
「こっちに網を入れると、全部こっちに逃げるな」
「ということは逆側に別のファミリーでもいるのかな?お、やっぱり30匹ほどいる」
そんなこんなで一歩も動かず採れなくなっても同じ場所で網を入れ続ける。
そして法則っちゃないけど、わかったことがある。
★アピストの稚魚がいる所には必ず、「ロックドラス」「小さいシマシマのナイフフィッシュ」「ホーリーの赤ちゃん」「パイクシクリッドの赤ちゃん」がいる。
あとテナガエビの赤ちゃんがよく同時に採れる。
これらの推測をまとめていくと
・乾季の序盤から中盤で産卵
これは雨季になってしまうと水深が深まり、遊泳性に優れた上記の中型魚(ロックドラスは別w)が成長し、親子共に食べられてしまうからだろうか。
そもそも雨季になったら親アピストはどこにいるんだろう。
・雨季になる前に稚魚がある程度大きくなる
乾季中盤~終盤は気温も高く、当然水深もかなり浅くなる。
水深が浅くなってからの産卵では生まれてすぐの稚魚が短時間で激しく変化する水温に耐えられないのではないか?
その為にそうなる前に産卵し、ある程度の大きさに育っている必要があるとか?
・単純に木の葉が積み上がるのが乾季中盤だから??
隠れ家多くなるしね。
こんな推測をこの日はしていた。
気になるのが異常な水温と採取したアピストの体型。
Kさんと話していて自分で突然気づいた。
Kさん「全部ちっさいですねぇ、めっちゃふっくらしてるけど」
店長「確かにー。これってアレですね、ブリード苦手な人のアピストの体型」
( ゚д゚)ハッ!
これだ。
絶対これだ。
私はワイルドでこんな体型のアピストを見たことがない。
水温だ!!!
この地域のアピストの稚魚は、異常な水温の下で急成長してしまったんだ。
水深が異様に浅くなる→餌となるエビちゃんが一箇所に集まりやすくなる→アピストの稚魚がもりもり食べる→水温が生きていられる限界レベルで高いので成長具合半端ない
これでむっちり寸胴ボディになって、水温が低い所の稚魚は比較的寸胴じゃないんだ。
そして1ファミリーのテリトリーは大凡50~80cm。
そして親は居ない。
子育てはもうしていないんだ。(後々これが立証されていきます)
うーん勉強になるなぁ。
「そろそろ移動しますか」
土屋さんの一声で一行は場所を変える。
こんなに書いてるのに、二日目のまだお昼前よ・・・・笑
座り込みながらアピストをぐるっと一周採取する店長。
動いて居ないのがおわかりいただけるだろうか。笑
水深自体はこんなもん(結構埋まってるけどw)
この一がFさん。
かわいいw
★ペルーでのオマケ話★
実はイキトス到着"初日"、ナナイに向かう場面で大事件が起きていました。
ホテルから3人 3人 2人 という人数に分かれモトカーロに乗る段取りでした。
(参加者7名+土屋さんで8名)
お昼も食べてシャワーも浴びたしいざ採取旅スタート!!!!
みんなめちゃハイテンションな訳ですよ。
モトカーロひゃっほーう!!!!!
三台のバイクで競う合うように港へ。
バイクでホテルを出て15~20分くらい経った頃でしょうか。
分乗する三台のバイクそれぞれから慌ただしい叫び声。
私の乗っていたバイクが突然停まる。
前方からUターンしてくるバイクもいる。
後方からも叫び声が。
私「どうしたんすかー?」
土屋さん「大変なんです!」
私「え?!]
土屋さん「一人足りないんです!」
え?一人足りない?
あー誰かペルー人と待ち合わせしてるの忘れてたのかー。
土屋さん「3人3人2人で乗りましたよね?」
私「ですねぇ」
土屋さん「3人2人2人なんです、誰か最初から乗ってないんです。後ろから見て、アレ?って・・・誰が乗ってないかわかりますか?」
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
そんな事あるの!?w
前方のバイクが戻ってきてやっと誰が居ないかが分かった。
そう、Fさんが居ない。笑
私「Fさんが居ないっぽいですw」
土屋さん「え?出発する時全員いましたよね?」
私「居た気がします・・・」
みんな「あれ?そもそも出発時いましたか?」「居たと思う」「ご飯食べた時は絶対いた(当たり前だw)」「そういえば居なかったって言われると居なかったような・・」「でも居たと思いますよ」
全員意見が合わないw
ええー?!
どのタイミングで行方不明になったんw
土屋さん「とりあえず急いでホテル戻ってみます!」皆さんはこの先の橋でちょっと待っててください」
いつ居なくなったんだw
っていうか、なんで居ないんだw
時間も伝えたし出発間際には居たような気がするんだけどなぁw
ただみんなそもそも初南米。
長時間フライトでヘロヘロで、そしてワクワク感が溢れているのでめっちゃハイテンション。
人のこと構ってられる状態ではないw
あの時は居た、あの時は居なかった気もするなんてみんなであーだこーだ話していたけど、とりあえず橋に向かうことに。
なーんもない。
暇っすねぇ・・・。なんて言いながらひたすら待つ。
というか、仮にホテルに居たとしても既に30分は経ってる。
「一人で言葉も分からず全員が出発してしまったらどうするんでしょうねw」
「私なら港までって携帯で翻訳して向かうかもしれない」
「Fさん多分Wi-Fi持ってきてないよ」
「私なら絶望のまま部屋にいるかもしれない」
「私なら酒を飲む」
なんて思い思いに話している。
橋に来て30分。
全然来ない・・・
言葉の全くわからないペルー人運転手二名も相当暇そうだ。
次第に「大丈夫なのかな?」等と不安が口に出るが土屋さんに任せるしかない。
1時間ほど経った頃でしょうか、「いましたー!」
と土屋さん。
いましたってww
私はFさんにまず聞いた「どうしたんすかw」
Fさん「部屋出たらみんな居なくって...」
私「えーwww時間でみんな集まったのにwどうしてたんすかFさん」
土屋さん「ホテルの前にぽつんと立ってました」
私「まぁそうなりますよねwww」
なんて事件がありました。
これから店長は、事あるごとに全員の部屋を点呼する毎日になるとは思いもよりませんでした。
みんな時間守れー!!!笑