息子が通っていた特別支援学校の先生がこんなことをおっしゃっていた。

だいたい普通は20歳くらいで脳の限界のようなものが来るけれど

こういう子は30くらいまで伸びる、と。

だったら、30くらいまで学校に行けたらいいのになあ、なんて思っていた。

 

そこまでは無理にしても

たとえば一般就労しても、うまくいかずに退職してしまう場合が多いけれど

そういう方を学校で再受け入れできるような仕組みがあってもいいのではないかと思った。

職業訓練にとどまらず、もうちょっと国語や数学を学びたいって人もいると思うし。

 

うちの息子は重度知的障害で

特別支援学校の小学部中学部では訓練中心に教育されたこともあって

読み書きは諦めていたが

高等部で急に漢字の読み書きまでできるようになった。

実は家では頑張っていろんな方法で教えてはいたのだが

なかなか覚えられなかった。

それが学校で習得することができたのだ。

先生の教え方も上手かったし、周りの生徒の影響もあったのだろう。

読んであげていた本を「もう自分で読める」

と言われたときの感動を今も覚えている。

 

勉強嫌いの人に押し付けるのは反対だけれど

学ぶ意欲のある人の受け皿があってもいいのではないかと。

 

あと、これはこういう人に限ったことではないのだが

学び直して社会にスムーズに出ていける仕組みが欲しい。

学生時代に勉強が苦手で積極的に学ばず社会に出たけれど

もっと勉強しておけば良かったと思う人は多いと思う。

そういう人がもっと楽に学校に入れて

しかも卒業したらきちんと受け皿がある、

再就職が可能だったり、正規の職員として受け入れる、という社会になったらいいなと思うのだ。

 

少子化の影響で、今、大学の経営が厳しいらしいが

そういう社会になれば、社会人の学び直しが増え

大学も安泰だと思うんだけれど。