なんと去年の8月ぶりのブログです。
ここを見てくれる人、まだいますか?( ゚ ▽ ゚ ;)
お久しぶりです!
夏が過ぎ 秋が来て 寒い冬も終わり そしてもう春なんですね~。
季節は自分の心とは関係なく巡り、そして私は変わりなく元気です。
みんなのブログ、たまにこっそり見に行ってました。
無事に赤ちゃんを授かった人、まだまだ頑張ってる人の治療状況に一喜一憂し、
暗いトンネルに迷い込んでる人がいれば同じように思っていた自分を思い出したりして。
私は今、トンネルの中にはいません。
トンネル抜けたら明るい未来が待っていたとは行きませんでしたが、
とりあえず思ったより暗くはなかったです。
いっぱい悩み、迷い、泣き喚き、不安でどうしようもなく落ちたけど折れることはなかった。
自分が思ってたより私はずっとタフで図太い奴だった。
それはどんな自分でも受け入れる勇気を持てたら心は折れないんだということに気がついたから。
治療を終えてからの私たちですが、ミラクル狙いも虚しく奇跡など起こることもなく
相変わらず2人と1匹で暮らしています。
でも、あれから少しして 隣町の人工授精までやってるレディースクリニックに通い始めました。
ミラクル狙いにしても確率を上げるために出来ることはやろうと思ったから。
そして驚いたことにそのクリニックで最初のD3での血液検査の結果がとても良く、
FSHがひと桁だった時は(ずっとふた桁だったのに!)もう一度採卵しようかしらと本気で思いました。
先生(女医さんだった)からも、まだ卵巣は元気なようですね!なんて言われて。
それと、初めて夫の精子を顕微鏡で見ました。
オタマジャクシがたくさん泳いでいるように見えたけど数値で見ると自然妊娠は厳しい、
でも人工授精なら可能な範囲ですとの診断でした。(要は前の2つのクリニックと同じ診断)
私の悪い癖でまた欲が出てきて顕微授精だったらもしかしたらいけるじゃないかと頭を過ぎったけど
でもあの現場にもどる気力はもうなくなっていたのでそこは自惚れんな自分!と心の中で薄ら笑い、
欲望をぐっとこらえここでできる範囲で治療することにしました。
ところが通い始めたのは良いものの、予約制ではなく一般の婦人科なので、
不妊治療をするには年齢的に急がないと厳しい私の現実を知ってか否かとても呑気に構えており
全てにおいてスローペースでした。
クロミッドもD1見越してフライング受診した時もしっかり出血しないと薬は出せない決まりだからと
簡単に次月に繰り越そうとする。
(見越したとおりその日にD1だったけどD5までの間に仕事が休めず再受診できなかった為
その月は仕方なく見送った)
とにかく混んでるクリニックで待ち時間3時間!なんてザラでした。
町で人気のクリニックなんでしょうね。
患者も妊婦さんからお年寄りまで幅広く、感じの良い女医さんでとっても優しい。
かつて大学病院で京野先生と一緒に高度生殖医療のチームに居たみたいで
私の受診歴を見て京野先生を懐かしむような様子も伺えました。
だから尚更期待してしまったんだけど、やはり一線を退くと違うんでしょうね。
もし不妊治療への志を持ち続けていたら専門でやるでしょうから。
専門クリニックに3年も通っていたせいか、簡単に先延ばしにされるようなそんな生ぬるい治療に
物足りなさを感じ、クロミッドによる誘発と人工授精を一度やって陰性だったのを最後に行くのを
辞めました。
それに何より待合室で一緒になる妊婦さんや赤ちゃん連れのお母さんを見るのもあの頃の私には
やっぱり辛かった。
それが夏の出来事。
その後すぐに私は43歳になりました。
助成金ももらえない年齢になっちゃったしいよいよだなぁとぼんやりと思いながらも
不思議と焦りのようなものはなく、いろんな事が現実になってきて逆に憑き物が落ちたような感覚。
でももし今欲しいものは?と聞かれれば真っ先に子供って言う。
叶えられるものなら叶えたい。
でもどんなに望んでも人生って思い通りにはいかないもの。
それが良くも悪くも生きてる証、人生の醍醐味って奴なのでしょう。
お天気や人の性格みたいに自分の力ではコントロールできないことに気持ちを向けるより
自分の力で出来ることは何か、自分はどうしたいのかを考えたい。
(修造の日めくりカレンダー持ってる人なら分かるフレーズ(^_^;))
理想と現実は天と地ほど違うし、決心も簡単に揺らいで諦めに変わるかもしれない。
でもそうやって揺れ動きながら自分で決めていくことが結果に繋がることも知れた。
流されるままに来たんじゃない、自分で選んだ結果が今なんです。
それが分かったので不妊治療は私にとっての修行だったんだなと思います。
出来ればご褒美(赤子)が欲しかったけどー。
ご褒美は貰えなかたけど、私にとって不妊治療をしたことでとても良い出会いがありました。
久しぶりの日記ですっかり長くなってしまったので次回はそのことについて書こうと思います。