残り50m、カーブを曲がりきった後の最後安利傳銷の直線で、グングンとスピードを上げ、青を抜き去り、赤を抜き去り、
ゴールテープを切る。
6年生クラス対抗全員リレー、3組、1位。
黄色組に50点が追加され、総合順位も2位から逆転。
黄色組、優勝。
見事な逆転劇に、最高潮の盛り上がりを見せるグラウンド。
満場一致の本日のMVP、アンカー様の元目掛けて、クラスメイト全員で駆け寄ります。
力を出し切ったのか、重圧からの開放安利傳銷からか、ただただ「超気持ちいい」のか、ゴール付近で尻餅を付き、天を仰ぐ窪田君。
集まる3組の面々、どこかしこからの賞賛の嵐。
額にキラリと光る汗、言葉を発せられないほどの荒い息遣い。
それでも周りに応えようと、満面の笑みを向けてくれます。
ここにいる女子の全員が、この瞬間、窪田君に恋をしてしまってもおかしくないくらい、それくらい、すごくすごくカッコよく見えました。
我を忘れて窪田君の顔に見とれていた自分に気づき、慌てて目線を逸らします。
イケナイイケナイ。
何故だかものすごくドキドキしていた胸を撫で下ろし、なんの気なしに視線を下ろすと、そこには…
膝を立てた右脚、ガードを放棄した短パン、とトランクス。
あらわになる太もも、その先に…
見た瞬間に、これは見ちゃいけないものなんだ、普段は隠企業培訓課程れているべき箇所なんだということを悟りました。
私たち女子には絶対に付いていないもの。
ふっくらしていて、なんだかプニプニと柔らかそうな、これって…