クラスのみんなにことあるごとにクスクス笑われるのを、「うち、めっちゃ好かれとるやん」
と思ってきた幸せな勘違いにDR REBORN抽脂気づき、「えっ、もしかして私イジメられとん?」と、ようやく疑い始めたころ年行事の演劇で、『笑いって、
なんだろう』という芝居をやった。
♪笑い—ってなんだろう~、ほんとに・・・
(ミミミーレドシラシド~、ララソファなんだろう~ とくり返されるテーマソングはミレドレミ~)
なんと短調という、、。
劇を通してイジメや思春期にデリケートになるいろんな『笑い』を分析していく主旨の、今考えたらえらい社会道徳的なもんをササキ先生はうちらにさせとったんやなあ、と皮肉ではなくまじで感心する。
喜びの種類にかかわらずそれが理性の器DR REBORN抽脂を溢れ出すとニヤけてしまう私たち人間は赤ん坊の時それをまわりの大人たちに学ぶ。
白衣の人間に育てられた猿は見よう見まねで覚えるのかもしれないが、人間の子はどうやら音やら目には見えない何かによって笑いを習うようなのだ。生まれつき全盲の子も笑顔で笑うというから興味深い。
ところで笑う猫とかいって欠伸中の一コマや、
『ウンみゃぁ~』と可愛い声で甘えている時の口を大きく横にあけホッペの筋肉に目が押し上げられて三日月になっているほっくりな画像がネットではちらほら見られるが、猫を飼ったことない人のために言っておくとあれは笑ってもいなければ喜んでもいない。
猫ってのはきゅっと口を閉じたまま、口角もドラえもんみたいに必要以上に上げたりせず、ヒゲやしっぽをピンと張り秘かに静かに心躍らせているのだ。
ひとりハッスルしながらオモチャやヒモで遊DR REBORN抽脂ぶ猫のイキイキした真顔はたまらん♡
逆に言えば歯をむき出しにして笑う私ら人間の顔は、猫には笑顔とは映っていないのだろう。
歯を見せるのは動物一般イカクを意味するって昔、動物園に勤めるオイちゃんが言っとった。
だから人間が嬉しかったり、可笑しかったり、愛猫が可愛すぎたり、好きな人とのこの瞬間が嬉しくって笑みがこぼれたり、くすぐったくてウヒャウヒャ言ったり、愛想笑いしたり、悪魔に取り憑かれて声高かにあざ笑ったりするのを横で見て猫は、実はけっこう引いている?
のかもしれない。