いよいよ今年で一区切りとなるんですね。
<ハローミュージカルプロジェクト「王様と私」

この3年間、毎年夏になるとお逢いしていたマツケンシャム王とリカアンナ先生にしばしのお別れ。

ああ、大好きな役者さんが名作に出て下さる幸せ!

それをしみじみとアンナ先生を演じる紫吹淳で感じていた私です。

一年の一度、その白いデコルテに、(たとえ腹近くまで開けてても昔は無かった)お胸の谷間にドキドキするのもリカファンのお約束だったよね!
<大失礼(^_^;)

今年も新調してくれた東宝衣装さんの素晴らしいピンクのドレス!
王様と花のようにダンスを踊る、あの輪っかのフワフワしたドレス!

女の子なら誰でも憧れる「夢」そのもの。

チャーミングで気品に満ちあふれた「アンナ先生」は、今年も変わらずに素晴らしい。
<床の転がりっぷりももう名人の域

今年の子役ちゃん達も本当に粒ぞろい。
新しい王になる皇太子のダブルキャストはツインズちゃんなのね~♪
<声変わりする直前の声が、どストライクにグッとくるわ

あ、そうそう、これまで偶然にも全部、藤岡正明さんの回ばかり観ていたので、最後ようやく「東宝芸能の王子様」石井一彰クンを観れて嬉しかった!
柔らかい歌声が本当にイイよ。
<どう見てもちょっと黒い西洋人w

国際フォーラムの素晴らしいお席で、この料金で、最高の出演者で。
もう絶対これ以上のお得な観劇ないわ!

今年の出来も素晴らしい!どうぞお気を付けて全国ツアー行ってらっしゃいませ。

3年間ですべての都道府県を回ったことになるとインタビューで殿が仰っていらしたけど
なかなか言葉じゃ簡単だけど、ソレ、出来るモンじゃないですよ。
出演者さん達のミュージカルの裾野を広げ、未来を広げる心意気があってこそ。
本当にお疲れ様です。

私は母と義母と3人での観劇でしたが、平日だったためか同じく母娘と思われる方々が本当に多くてこっちも嬉しい。
みんな娘がポスター指差して役柄や役者さん、マージーのことなんかを説明(お面被って出て来るからねw
(あとはうたのおねぇさん、とか東宝の若手イケメンとか、獅子王院サマとか、時代劇の人とかいろいろ言う言う~♪)

母達は口を揃えて花山さんのお后様のお歌の巧さを絶賛してた。
<わかります!確かに!そして貴女たち二人も夫のワガママで苦労してるもんねw

人生の終わりの物語りでもあり、人の世の、世代を受け渡してゆく話でもあり。

母達のように年を取ってから観るのもまた、しみじみ良いものだったようで。
子役ちゃんたちの頑張りも、自分達の孫(うちの3息子)の成長と重ね合わせて観てたのかな。

お昼はちょっと豪華に銀座でランチ。
ロビーのお花を眺め、写真を撮って。
名曲の数々に幸せになって家路につく。
観劇出来る幸せって、こういうことなんですよ。うん。


2012年の初演ももちろん観ています。<その時の私の感想はコチラ 

この日、私はダブルヘッダー、紀伊国屋ホールのスタジオライフの終わりからすっ飛んで行って観て参りました。<日本橋三井ホール

目出度く再演となった幽霊船の物語り。
再度、乗船してきました~~♪<犯人知ってるのにw

ま、藤沢先生も「犯人知ってる人が大半」って言ってたくらいファンの多い作品です。
<リピーター多数

今回は何といっても山寺宏一さんの警部。
石田彰さんの精神科医。

キャストを変えての再演は、味がまた全然違って面白かった。
比べることは無意味だけど、こうも違いが面白いと、聞き(観)比べたくなっちゃうよ!どっちもイイから!

今回はプレイボタンの発売で、録音が聞けるからまた再演があったら、そんな楽しみもあるね。
本当にこの作品が残って聞けるのは嬉しいです。<平田さんのも残ればよかったのにぃ

山ちゃんの警部はね、人の良さというか、喰えない刑事(デカ)でもあるのに、木訥でズルイよね!
<わかってるけど上手いよね

石田彰さんのお医者さんは…ちょっとスカした感じがイイ!
冷たくて、計算高くて、理詰めな感じで、でも何というか艶っぽくて。
<私、正直、大ファンで…あの、その…CD相当持ってて…ああっ

でもこっちこそ「喰えない男」なんだよねぇ。

この二人が、やり合いつつ、良いコンビになってゆくってとこに萌…<ああっ
最初の依頼の強引さとかね、もう、山ちゃんの演技が太くて、石田さんがツンデ…<ああっ

紫吹淳さんのルナは初演と同役。 
二重人格の男役も含め、もはや狂った演技は天才的!
東宝衣装さんでのお衣装新調もファン嬉しいよね!
<さっすが東宝さんコスチューム揺るぎない、喪服も豪華なドレスだよ

フワッと狂う。

その瞬間が凍り付くわ。<サスペンス~

演奏陣もサウンドシアターではキャストの大事な一員です。

美鵬さんの鳴り物にはヤラレルよね!
今回も、グラスをステアしてカランカランと鳴ったとたんに鳥肌立ったわ。

で、始まるパブのお店のJAZZがす、す、すばらし~~~!
土屋さんのバイオリンにももちろんヤラレルんだけど、再演では伊藤さんのピアノが凄すぎて、ちょっと息出来ない瞬間があった。

ここだけでも、ほっっんとうに観る価値ある。

プレイボタンでまた、この演奏も何度も楽しめるのが嬉しいな。

次作も決まっているみたいなサウンドシアター。
不思議な藤沢ワールド、またもや声優さんスゴイ人出るし!楽しみです。







さて、そろそろトニー賞の発表の時期が近づいて参りましたね!
久々にWOWOWで中継してくれることになったので嬉しいな~~!
司会はもちろん(私の)ヒュー・ジャックマンですよ!<トニー賞におかえりなさい

巧みなジョークと誠実な人柄で盛り上げてくれること間違いなし!
<オバマのように○郎のお寿司を残したりしないw

お鼻の皮膚ガン再発がとっても心配だけど、彼の元気な姿が見たいし、ブロードウェイ舞台人のパフォーマンスが何よりたのしみな私です。

そうそう、「ブラックメリーポピンズ」もそうだし、「スリル・ミー」もその流れだし…
いつの間にか(ブロードウェイ作品やトニー賞をチェックすると共に)韓国ミュージカル作品を一番先にチェックしなくてはならない時代が来てるんですよね。←奥様完璧な乗り遅れ

韓流ブームK-POPブームと同時に、韓国に舞台だけを観に行くファンの人が多いのもわかる。
完璧な鍛えられた肉体(フォルム)とビジュアル(イケメン)と、圧倒的な歌唱力。
千年の昔から、芸能(人)はそっちのほうから…ゲフォゴフォ!

なんだかその(金になるものへの)嗅覚そのものがどん欲で素晴らしいなぁ、今もホントに勉強になるよね!

ソウルまで行って…なんてことは出来ないけれど、何をやってるかぐらいはチェックしとかなきゃ。<今は便利に目の前の箱がいろんなこと教えてくれるしね!笑

で、私が今一番気になってるのはコレ↓

うっわ綺麗~~~♪誰もしらんけど芸達者揃いなんだろな~。


そう、元は昔映画になってた「プリシラ」です。
すでに舞台版は世界中で上演されているけど、アジアではやっぱり韓国が先か。
ドラッグクィーンの切ないロードムービー、あれをどうやって舞台にしてるんだろ?

人生を見つける旅、70年代のディスコな洋楽に乗せて(←またディスコか!ニューヨークニューヨークか!ジャバジャイブか!マハラジャじゃないな!)ってだけでも絞られる。

ほらほらキャッチーな名曲揃いだよ。

・愛はかげろうのように(シャーリーン)
・ゴー・ウェスト(ビレッジ・ピープル)
・恋のサヴァイバル(グロリア・ゲイナー)
・ママ・ミア(アバ)

とかいろいろ、もっともっと全曲歌えちゃうよなセットリスト。<そんなお年頃に乾杯

何といってもこの最初の曲「I've Never Been to Me」が万感胸に迫る…
<ここで上youtube参照

ああオカマ人生の儚さ辛さ!<大爆

もちろん、それだけじゃない、生きる者すべての人の応援歌に聞こえてくるから不思議だよね。

そうそう、コレって日本では、なんだかまったく歌詞の内容を変えちゃって王道ラブソングにしてカバーした「LOVE IS ALL ~愛を聴かせて」とかうタイトルで(椎名恵さんのヒット曲)で知ってる人が多いかな。<苦笑

自由を愛して遙々ここまで来た、砂漠に立つあの二人を日本でも観る日が早くくればいいなと願って。

ゲイものでもラ・カージュよりもっとチープに、ってのがまたイイ。

B級映画、それは素晴らしい人生の縮図。

場末の…wじゃなくてもいいからどこかの中か小ホールで、日本でもやって~!w