物語への渇望のようなもの。 | おまじないコブラはじめました。

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河内美雪さんの『借金王キャッシュ』好きが昂じてこのようなタイトルをつけましたが、中身は数学オタク中年乙女のボヤキです。悪しからず御了承くださいませm(_ _)m

科学的考証とかできてないため、ウンチクは話半分で読んでください。

財布の厚みを減らしながら着々と石を増やしている中から、本日はデマントイドガーネットを紹介します。


ガーネットは広大な鉱物グループで、狭義には

X3Y2(SiO4)3

という化学式(Xは二価の金属イオン、Yは三価の金属イオン)で表されるもので、デマントイドガーネットはXにカルシウム、Yに鉄が入るアンドラダイトガーネットのうち、微量のクロムの含有によって緑色を呈するものの呼び名(コマーシャルネーム)です。

ロシア産の目の覚めるような鮮やかなグリーンのものは目玉が飛び出るほど高価ですが、写真のものはナミビア産の淡い黄緑色なのでいくらかリーズナブルです。

発色は控え目ですが、一般的にナミビア産はより輝きが強いそうで

「デマントイド(オランダ語でダイヤモンドのようなという意味らしい)」

の名の通り、ギラギラと光ります。

写真ではなかなかディスパージョンがわからないのですが、こんな感じ。
ペリドットと色は似たようなもんですが、明らかに光り方が違います。

ヘタクソ動画も撮ってみました。

伝わりましたでしょうか。


最近では、NHKで放送されたドラマ「探偵ロマンス」に出てきた、ロマノフ王朝にまつわるお宝「イルベガンの卵」が、たぶんロシア産のデマントイドガーネットなのではないかな、と思います。たしか、深い緑色の大きなカボションカットの石の指輪でした。


駄弁ですが「イルベガンの卵」と聞くと、なんとなく前に「ハリーポッターと」をつけたくなるのは私だけでしょうか。シリーズ中にそんなタイトルの話がありそう。

というのもあながち感覚的にはズレてなくて、イルベガンはシベリアの神話に出てくる多頭の人喰いの魔物らしいです。魔物っぽいと感じる言葉の響きは、言語や文化を超えて人類がある程度共有しているものなのかもしれませんね。

正義に絶望している若者(お初ちゃん)とか、自分の物語を欲する若者(初之助青年)を食い物にした住良木の指に光るのが人喰い獣の卵、という仕立てだった訳で、イルベガンの卵≒陰謀論と捉えれば、このテーマはとても現代的でもあるな、とも思いました。


ハハッ、ずいぶん遅れたドラマの感想やな。


私が手に入れたのは魔物には程遠い小さな明るい石ですが「どんなところでどんな条件で成長したのか」とか、「どうしてそんな色なのか、そんなに輝くのか」を知りたいという思いで見ている限りは、私自身も石の物語を欲し消費している者であることは肝に銘じて、石集めに勤しむことといたします(まだ集めるんかい!)。