すっかり抗体値も上がりきった今頃になって、
「そーいやワクチン接種の続き書いてないな」
なんて唐突に思い出したのですが、2回目はとくに1回目と変わらず「未知との遭遇(後編)」として書くほどでもなかったので、かわりに、最近の病気の話を書きます。
こうして病気の話が増えると、
「アゝ、ワタクシもいい感じのお年頃になったのね」
と少しばかりしみじみします。
さて、発端はこの前の木曜日のこと。
血尿が出ました。
午前のうちは、用を足し終わるとき若干の違和感があり、よく観察しないと見落とすような、大き目のホコリぐらいの小さな血餅のようなものがちょろっと混じっていて「なんだこりゃ」と思う程度だったのですが、午後には絞り出すときにけっこうしっかり目に痛み、くっきりハッキリ血尿とわかるものが出てくるようになりました。
明らかに臓器から血が出ていると認識するのは、なかなか恐怖心を煽られる体験で、すぐさま仕事そっちのけで「排尿痛 血尿」でググってしまいましたところ、日本泌尿器科学会の膀胱炎のページがヒットし、そこにその時まさに我が身に起こっていた症状が書かれておりました。
かくして、早々に病名のアタリはついたものの、木曜日は休診の病院が多くすぐに見てもらえそうになかったので(かといって救急や時間外診療へ行くのも面倒)、その日は泌尿器科学会の記事のアドバイスに従い、水分を取りながらマメにトイレに通い続けました。
夜になると37.5℃ぐらいまで熱が上がり、首まわりやら節々が痛んできました。膀胱内にはびこる細菌とそれをせん滅しようとする白血球の戦いが本格化してるな、と思いながら引き続き水分を取り、早々に就寝しました。
で、翌日午前中に休みを取り、かかりつけの地域病院に電話をかけたところ、まさかの予約キャパオーバーで受診できず、土曜日に診察を受けることになりました。
(ええ…泌尿器科が一杯って…)と、普段馴染みがない科の繁忙ぶりに愕然としつつも、その頃には熱も出血もおさまり、痛みもマシになっていたので、引き続き水分を取りながら、午後は出勤して普通に仕事をしました。
翌朝には痛みもほぼ引き(もしかしたらこのまま自然治癒するのかな)みたいな漠然とした思いが湧いてきました。しかし、それはたぶん受診が面倒な心が見せた、正常化バイアスという名の幻影です。冬になると、たびたび風邪きっかけでズルズル副鼻腔炎こじらせるくせに、全く説得力がない…
そんな怠惰な己の心にムチを打ち、病院で検査し、抗生物質の処方を受けました。
そして、今はほぼ症状もなくなり、あとは粛々と水分と抗生剤を摂取するだけの状態となりましたが、今回ありがたかったのは
「ネット上で当該症状が明確に言語化され公開されていた」という事実です。
データの蓄積と、それに容易にアクセスできる環境の整備がなされていたことで、あまり不安にならずに行動できたような気がします。
排尿痛や出血があると、出すのも見るのも怖くてなるべく水分を取らないようにしてしまう人なんかもいそうですが、自分の状況が把握できた上で、膀胱内の細菌を積極的に洗い流した方がいいと理解できれば、納得の上頑張って水を飲める人も増えましょう(ワタクシがそうでした)。
そんなわけで、常に
「せめていいデータになりたい」という謎の願望とともに生きている者として、なるべくいろんなことを言語化、蓄積していきたいなぁ、などと、改めて思った次第です。