駐車場に車を停めて外へ出ると、甘い香りが漂ってきて
「アア、金木犀が咲いているのだなぁ」
とわかりました。
辺りはすっかり暗くなっており花の姿は見えないし、もう何年も金木犀の香りには触れていなかったのにそれとすぐにわかる、匂いの記憶ってなんだか不思議だな。
モノの名前にも匂いがついていたらいいのに。
なんて思い、なんでもアレだコレだですませたりする自分に少し年長さんじみてきたことを実感する昨今です。
そして、中国茶の世界では
「キンモクセイのような」
とその香りを評することがままあります。
金木犀の花の香りを移したお茶もあります。
でも、どちらも近くで咲いている金木犀とは違った印象です。
お茶の持つほかの香りと混じり合うと、まるで別のもののように思える―そんなところも、匂いって不思議だなあ…