滋賀県ではお馴染み平和堂銀座店の駐車場に車を止め、食料品売り場から正面入口まで束の間の涼しさを味わいながら通過し、そこから花しょうぶ商店街方向に3軒ほど先に向かうと、オカンが小娘の頃からあったんちゃうかな~と思わせる佇まいの『古美術と古布の店 まつい』があります。
いつ、どうやってその存在を知ったのかはもう忘れてしまいましたが、キモノに興味を持ちはじめてすぐに、おそるおそる店を訪ねました。
古いものがひしめく店内に、年嵩を経た道具から出てきた魔女のようにも見えなくもない(失礼)鮮やかな花柄上下スウェットの店主みちこさんがいる風景は、なんともいえない独特な空気をたたえているのですが、慣れるとこれが癖になります。
みちこさんはとても率直な人で、あるとき
「そろそろ(年頃的に)安いアンティークはやめて、もっと上質な紬やらを買った方が良い」的な進言をされまして、ワタクシのなかでは(ええ歳して可愛いもんはやめとけ)的に解釈し、ちょっとばかし傷ついたこともありましたが…

こんな絽の着物を売ってくださったので「可愛らしいもんはやめとけ」という意味ではなかったようです。
(これは、彦根ゆかたまつりの日にお店で出会い、昨日引き取ってきたものです)
アンティークの良いものは日々出物も減ってきてるし、ワタクシ自身の在庫保有数も飽和状態になって久しいのですが、これからも時々は『まつい』に独特の空気を吸いにいこうと思います。
そんなわけで、みちこさんには長いこと元気でいてほしいと思う、今日この頃です。