もうやめよう、もうやめようと思いつつ…
よく、科学的に新しい事実が発見されると
「なんとか理論死んだな」
などと、自分が一番新しいかの如き錯覚に酔い、それまでの科学知識を否定するような知ったかぶりをする人がいますが、そういう人を見ると
「ボクちんホントはバカでちゅ~」と大声で吹聴しているようで不憫になります。
新しい事実は、古い理論を否定するものではありません。ただ、今までの説明には当てはまらない、それだけです。
というか、新しい事実それ自体が存在として新しい訳ではありません。
場合によっちゃ(というよりほとんどの場合)、人類なんぞよりずっと昔からあるけど、人間の観察技術の向上で、今、やっと我々が確認できた、というだけです。
バスコダガマやコロンブスが発見する前から、アメリカ大陸はその辺にあったのです(ゴンドワナとかまで遡れば別ですが)。
つまりは、そういうことです。
なんだか、話が当初の想定からずれてきましたが、新発見は、新しいロジックを求められる未解決問題であって、その前からあるロジックが全てダメになるという性質のものではないのです。
オイラの多用するフレーズで言えば、物事を取り扱う尺が違うということです。
相対性理論や量子力学は、今やGPSやMRIに使われる身近な物理学ですが、我々の日常生活では、それ以前のいわゆる古典力学も、同じように間違いないものとして役に立っています。
ここに、なんらかの誤解を生じるとしたら、それは、尺が違うもの同士を突き合わせるとしっくりこないせいかな、と思います。
このしっくりこなさは、例えるなら、DNAによる遺伝で、どこまで自分とオカンの顔が似ている理由を説明ができるか?という問題に似ている気がします。
DNAとは、簡単に言えば蛋白質の設計図です。
だから、例えば髪や目の色が同じになるのは色素を作るための酵素(蛋白質)に由来するため、同じDNAをオカンから受け継いでいるから、で説明がつきます。
でも、目と目の離れ具合やら吊りタレって、蛋白質でどうやって決まるの?(最新の研究読めばわかるのかしら?)
そこが上手く説明できなくても、大きな視点では、親から譲られたんだろうな~ということになります。
まあ、それぐらいのゆる~い感じで、自然科学も見守っていただきたいです(何の回し者?)。
自己矛盾も、アンビバレンツも、生きてる上ではよくあることですしね。