膀胱温存療法は約5~6週間のプログラムだが、その前の諸準備としてPET検査などを実施。
ちなみにPET検査を行う場所は大学病院敷地内にあり、ホテルのように静かで薄暗い雰囲気(待機室は実際薄暗い)。
PET検査はかなり落ち着いた状態で実施する必要があるようで、小一時間何もせずじっと待機した後、検査。
痛くも痒くもなく、無事検査終了。後日の結果を待つ。
8/4に東先生の診察だったが、何と急用が出来たとのことで代診。予約していた時間より3時間以上待たされた挙句、代理の先生。。
新幹線での移動中に連絡が入った(「別日にしますか?」と電話越しにサラッと言われた・・・苦笑)ものの、途中で引き返すわけにもいかず病院へ。散々な一日でした。。
なおその後、入院まで東先生の診察を受けることはなく、入院時の主治医となる先生や、放射線治療の先生との診察・面談のため、何度か(8/7、8/20)大阪医大へ。
(基本的にセカンドオピニオン後はほぼ週1回のペースで大阪に行ってました。交通費(新幹線代)もばかにならず・・・^^;)
そして主治医となる先生にPET検査でも転移等は見当たらない(はっきりと言われなかったので念の為聞いてしまいました)との事で、入院にゴーサインが出る。
また、入院前に行う放射線科での事前診察の際、下半身を出して照射箇所に油性ペンらしきもので体に線を引かれます。要するに陰部丸出しで目印をマーキングされます。
(気持ち、ティッシュを折り畳んだようなものを陰部に乗せてはくれますが、まぁ恥ずかしいです。そしてそれは、入院後の放射線治療時においてもその状態での治療になります。。)
8月中には入院出来るかなと思っていたが、夏季休暇の関係もあったのか、9/1から入院することに決定。またBOAIは10/6実施で予定が組まれる。
なお、この治療法は自由診療になります。以前は保険適用の候補となった時期もあったが、現在は自由診療とのこと。費用は前金で300万必要になります(入院前日までに要入金)。
ここが最大のデメリットだと思います。が、自分としてはこれまでの生活の質が維持出来る事を考えると他の選択の余地はありませんでした。
今後保険適用になる事を切に願っています。
大阪医科薬科大学病院の膀胱温存療法(OMC-regimen)は主に以下の治療の組み合わせです。
1.放射線治療
2.ゲムシタビンとシスプラチンの混合抗がん剤治療
3.BOAI ※これが肝!!
上記1は入院期間ほぼ通して実施(骨盤全体を20日間、膀胱に5日間で合計25日間)、2はゲムシタビンが1週間ごとに3回、シスプラチンは最初の1週目に1回のみ、3は入院終盤に1日間(2、3時間)行われます。BOAIが自由診療対象であり、大阪医大最大の特徴で、この効果を最大化するために1と2を実施するものと理解しています。
その中でも上記2は血液検査の結果などでスキップする事があります。スキップなので再度期間をおいて実施する事はありません。
上記1の放射線治療は血液検査の結果次第でストップする事がありますが、その分入院期間が延長される可能性があるという事でした。つまり所定の回数(25回)は実施するという事になります。
さて、入院までに諸々準備しないと。。
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満を持して大阪医科薬科大学病院へ。当日は通常診察が終わった夕方の時間帯を指定される。
大阪医大の通常のセカンドオピニオンは1時間で33,000円だが、東先生は多忙なのか30分で16,500円だった。
実際には20分も掛からなかったかなと思うが、大阪医大での治療方法を説明され、転院の意思を確認される。
もちろん快諾し転院手続きへ。
再度以前の病院に転院のための資料を用意してもらい、大阪医大での診察が開始。
早速7/16に三康病院という比較的近い病院でTURBTをすることに。
なぜ大阪医大でTURBTを実施しないかというと、大阪医大の膀胱温存療法が自由診療扱いになるため、保険を適用するために三康病院で手術をするものだと理解。
三康病院はこじんまりした印象だが、先生は気さくな方だし看護師さん達もフレンドリー。
入院は7/15~18日の4日間。TURBTは7/16で、東先生が執刀。
以前の病院では全身麻酔だったが、東先生は下半身麻酔で執刀するスタイルで、術中自分にも「これが癌で・・・」、などなど説明してもらった。
術具は「ピーラー」のような電気メスで癌を削ぎ落としている感じだった。自分の膀胱を見ながら切除されるという、非常に奇妙な体験。当然ですが痛みはありません。
そして、ここでショックだったのが、結構削ぎ落されたこと。
以前の病院では、「取れるものは全て取り切りました」という説明だったのに。。
以前の病院ではある薬剤を投与し、それによって癌の部分が発光し、その発光部分を切除するやり方だと聞いていた。
東先生の場合、そういった薬剤を使う事なく、流れるような手技で癌を削ぎ落とし、30分程度で終了。
「これで一通り取り切りましたね」と爽やかに言われる。
以前の病院では3時間以上かかってたのに。しかも、取り切れていなかったという衝撃。
ここで、以前の病院は泌尿器系の手術が得意だったのか?という疑念が生まれる。
そこでネットで調べると、膀胱癌の手術件数は国内でも大阪医大が突出しており、自分が以前手術を受けた病院の10倍以上(年間で)の件数をこなしていた。
以前の病院は発光していた所しか切除しなかった、つまり、どこまでが癌なのかが判断出来る経験・スキルが無かったのでは・・、という疑念が浮上。
あらためて、大きな病院や有名な病院、では無く、該当病症においてどれだけ知見・経験が豊富な病院か、または先生が居るか。
で選択する必要があると思った。
実際、以前の病院と比べると、三康病院の時の尿管は全然痛みや違和感がなく、夜中に悶絶することも無かった。
最初から大阪医大に来ていれば・・、と思ったものの、後の祭りだし、最初から全摘出と言われるほど重症だとも考えていなかったので、致し方なしと割り切る。そして予定通り18日に退院。
ちなみに、最初に三康病院に行く時は、大阪医大で診察を受け(自分の場合、7/10に受診)、そこからそのまま直接行く事になると思います。
その際送迎してくれます(大阪医大から三康病院までと、診察後の最寄りの駅まで)。
ただし、別日で三康病院にてTURBTをする際は、送迎ありませんので注意。
生検には2週間ほどかかるという事で、24日に診断結果を聞きに病院へ。
結果は「ステージ2で筋層にまで浸潤しており、早期に膀胱全摘出が望ましい」とのこと。。
事前に色々調べていて、全摘出という可能性もあるとは思っていたが、あらためて言われると心理的ダメージは大きかった。
なお、以前のブログで出ていた斉藤先生(仮名)というのは、当病院における膀胱摘出とストーマ術のエキスパートだった。。
全摘出の件を嫁さんに言うと号泣。どうも嫁さんは手術直後にあまりよくないような事を主治医から聞いていたとのこと。
改めて自分から伝えると今まで我慢していたものが噴き出したようだった。
我慢させていたとは、申し訳なかったなぁ。。
話は診断結果に戻り、その時幸いにも、事前に嫁さんが大阪医科薬科大学病院の「大阪医大式膀胱温存療法(OMC-regimen)」という治療方法があり、これで膀胱全摘出と言われている人でも摘出せずに日常生活に戻っている人が居る事を教えてくれていたので、自分としては一縷の望みとして持っていた事もあり、全摘出の治療方針によるショックを何とか耐えられた。
そしてさっそくその場で主治医にセカンドオピニオンを受けたい意思を伝える。
「大阪医科薬科大学病院へ紹介状を書いて欲しい」と言うと、「大阪医科薬科大学病院?」と、この治療法や実践している病院を知らない様子。大丈夫か先生。泌尿器科界隈では有名なはずだが。。
(事前の調べだと大阪医大の東先生は泌尿器科のスーパードクター(泌尿器科では2人のうちの1人)として取り上げられており、多くの実績も掲載されていたんだけど)
ともかく、病院側はセカンドオピニオンを認めてくれ、紹介状も用意してもらう。なお、大阪医大は患者からではなく、病院同士で連絡をする必要があるとの事で、その辺りの手続きをやってもらった。この点はとても感謝。
7/3にセカンドオピニオンの日程が確定。
この辺りからブログなどで大阪医大の治療方法について詳しい情報を入手し始める。
前日より入院。入院時に血圧を測ったら上が148と言われる。通常110以下なだけにびっくり。看護師さんは淡々と「初めての入院で血圧上がったんですね」と言っていた。148なんて今まで一度も無いんだけど・・
でもまぁそんなものかなと思いつつ、確かに初めての手術で非常に落ち着かない。色々と考えては「考えた所でなるようにしかならないな」という開き直りを何度となく繰り返す。
手術当日。元々手術時間は正午の予定だったが、前の手術が長引いているという事でしばらく待機。結局呼ばれたのは16時半過ぎ。
徒歩で手術室まで行って自分で手術台に乗り、改めて手術の説明を聞く。そしてその後全身麻酔で意識がなくなり、20時前近くに手術終了。
手術室内で麻酔から目が覚めて意識が朦朧とする中、「斉藤先生(仮名)の予定ってどうなってる?」などの声がぼんやり聞こえる。
斉藤先生って誰(ちなみに主治医の先生は違う名前)?と思いつつベットに寝たまま病室まで運ばれる。斉藤先生については後ほど。
術後、膀胱内から尿道に管が通され、点滴で膀胱内を洗い流す。丸一日続き、翌々日から食事を取る。
辛かったのは膀胱から管が通されているから尿は自然とウロバッグに出るはずだが、自分としては尿を出したい感覚があり、出したいのに出てこない感覚でしばらく悶絶(後日、うまく膀胱内に管が入っていない可能性を感じることになる。これも後述)。
夜中も色々体勢を変えてウロバッグに尿を出そうと試みるため、ほとんど眠れず。また大をする時、自然と小も出るものだが上述の状況のため出したくても出ないもどかしい感覚に悩まされる。
これが2、3日ほど続き、6/7に膀胱内の出血がある程度止まったと判断され、管が外される。速攻で小をしにいき、無事出る事を確認。非常に安堵。その後6/9退院。
比較的近所にある地元の中核基幹病院へ紹介状を持って受診。
膀胱鏡という内視鏡の膀胱版(尿道から膀胱を見るための機材)で膀胱内を診察。自分も一緒にその状況を見る。
何か海にあるサンゴ礁みたい(そんな綺麗なものでは無いし、実際は丸い突起物)だなと見ていると、「これが癌だね」と説明される。
実際にはTURBTと言われる経尿道的膀胱腫瘍切除術で検体を取り出し、それを生検(病理検査)に回して癌かどうかの結果が確定するとのこと。
身体へのダメージは少ないと説明されるものの、そもそも大病を患った事がなく、手術は初体験。非常に動揺。
6/3に手術と決まり、それまでの間に造影剤を使ったCTやMRIなどで何度か病院に行く。
ここで初めて家族にも状況を説明。
意外と動揺もなく普通に聞いている感じだったが、ウチの子は私の親(つまり祖父母)の事だと思って聞いていたらしい(汗)。
改めて自分が癌になった事を説明。これまでの状況と今後の予定について説明する。
まぁ、そんな大した事ないよね的なリアクション。実際にはそうでも無かったけどそれはまた後ほど。
近所のクリニックに再訪し検査結果を聞く。
検査結果は前回の診断と同様、「癌である可能性が高い」とのこと。
この時点でクリニックから、「紹介状書くからもっと大きな病院で診察を受けるように。なるべく早く行った方がいい」と言われる。
(いまにして思うと、ここで出来るだけ早く診察と処置を進めた方が良いという先生からの助言が自分の行動と判断を早めさせてくれた気がする。
他の方のコメントだと、何事もないと放置されるケースもあるという事なので、そう考えると危機感を与え てくれる話をしてもらった事はショックではあったが良かったと思う)
嫁さんが罹っている病院が比較的近所にあるので、そこを紹介してもらう(地元の中核基幹病院という事で何の疑いも無く選択。後に、安易な判断はよくないと思い知ることになる・・)。
最初はクリニックから直接病院に予約してくれる仕組みらしく、その場で5/22に診てもらえる事になった。
4月下旬(忘れもしない4/25)、いつものように友人とお酒を飲んでいてトイレに行った時、尿に赤い筋のようなものが混じっている事を発見。酔っていたので、気のせいかなと思いつつその日は帰宅。
その後、不定期(2日に1回ぐらいの頻度)ながらも尿に赤い筋と、時折赤く小さな塊り(その後、所謂かさぶたのようなものだと知る)が混じっていることを確認。
GWがあ ったこともあり、5/14に近所の泌尿器内科クリニックに訪問。過去1度だけ行った事がある(健康診断の血液検査で引っ掛かり、数年前に一度診てもらった事あり。その時は異常無し)。
その日のうちに尿検査と血液検査、エコー検査を実施。
エコー検査をしてもらったところで、「これ、たぶん癌だね。大きさは1cmぐらい」と言われる。・・・え?いきなりそんな事言う?
正直言われている意味が分からず(分からなくはないが信じられず)、ただ「はい、はい・・・」を繰り返している状況。
「詳細は血液検査を見て判断するから、来週また来て」と言われ、この日はこれで終了。