満を持して大阪医科薬科大学病院へ。当日は通常診察が終わった夕方の時間帯を指定される。
大阪医大の通常のセカンドオピニオンは1時間で33,000円だが、東先生は多忙なのか30分で16,500円だった。
実際には20分も掛からなかったかなと思うが、大阪医大での治療方法を説明され、転院の意思を確認される。
もちろん快諾し転院手続きへ。
再度以前の病院に転院のための資料を用意してもらい、大阪医大での診察が開始。
早速7/16に三康病院という比較的近い病院でTURBTをすることに。
なぜ大阪医大でTURBTを実施しないかというと、大阪医大の膀胱温存療法が自由診療扱いになるため、保険を適用するために三康病院で手術をするものだと理解。
三康病院はこじんまりした印象だが、先生は気さくな方だし看護師さん達もフレンドリー。
入院は7/15~18日の4日間。TURBTは7/16で、東先生が執刀。
以前の病院では全身麻酔だったが、東先生は下半身麻酔で執刀するスタイルで、術中自分にも「これが癌で・・・」、などなど説明してもらった。
術具は「ピーラー」のような電気メスで癌を削ぎ落としている感じだった。自分の膀胱を見ながら切除されるという、非常に奇妙な体験。当然ですが痛みはありません。
そして、ここでショックだったのが、結構削ぎ落されたこと。
以前の病院では、「取れるものは全て取り切りました」という説明だったのに。。
以前の病院ではある薬剤を投与し、それによって癌の部分が発光し、その発光部分を切除するやり方だと聞いていた。
東先生の場合、そういった薬剤を使う事なく、流れるような手技で癌を削ぎ落とし、30分程度で終了。
「これで一通り取り切りましたね」と爽やかに言われる。
以前の病院では3時間以上かかってたのに。しかも、取り切れていなかったという衝撃。
ここで、以前の病院は泌尿器系の手術が得意だったのか?という疑念が生まれる。
そこでネットで調べると、膀胱癌の手術件数は国内でも大阪医大が突出しており、自分が以前手術を受けた病院の10倍以上(年間で)の件数をこなしていた。
以前の病院は発光していた所しか切除しなかった、つまり、どこまでが癌なのかが判断出来る経験・スキルが無かったのでは・・、という疑念が浮上。
あらためて、大きな病院や有名な病院、では無く、該当病症においてどれだけ知見・経験が豊富な病院か、または先生が居るか。
で選択する必要があると思った。
実際、以前の病院と比べると、三康病院の時の尿管は全然痛みや違和感がなく、夜中に悶絶することも無かった。
最初から大阪医大に来ていれば・・、と思ったものの、後の祭りだし、最初から全摘出と言われるほど重症だとも考えていなかったので、致し方なしと割り切る。そして予定通り18日に退院。
ちなみに、最初に三康病院に行く時は、大阪医大で診察を受け(自分の場合、7/10に受診)、そこからそのまま直接行く事になると思います。
その際送迎してくれます(大阪医大から三康病院までと、診察後の最寄りの駅まで)。
ただし、別日で三康病院にてTURBTをする際は、送迎ありませんので注意。