外敵が手強わいと、自然免疫 だけでは、体を守りきれません。

そこで登場するのが、獲得免疫 と呼ばれる免疫の精鋭部隊です。
自然免疫 がキャッチした敵の情報を分析して、その病原体の力を奪う”抗体”を作り、外敵を攻撃をします。

さらに、獲得免疫は、戦った外敵のデーターをすべて記憶します。
そして、次に攻撃を受けた時により早く、多くの”抗体”を作ります。
この”抗体”は、戦うたびに強くなります。



では、自然免疫と、獲得免疫の違いを比較してみます。

       自然免疫         獲得免疫
免疫反応 どんな敵に対しても    外敵の情報を分析
     すぐに反応して、     外敵ごとに攻撃法を
     ただちに排除にかかる   判断する
 
抵抗性  感染を繰り返しても    感染を繰り返すと、
     変化はしない       さらに強くなる


免疫が働いている場所
  目、口、鼻、のど、皮膚
  血管、リンパ管、胸腺
  脾臓、骨髄、消化管(腸)、皮膚

自然免疫と、獲得免疫の連携が、とても大切になります。

腸が食べ物を消化させ栄養を吸収するだけの器官・臓器でないことが分かって頂けたと思います。

では、、、免疫って???

腸が免疫器官だ! 
といっても、、、免疫って? なんなんだ?

ひと言でいってしまえば、
「自分の体内の異物を見つけ、攻撃・排除する機能」 です。

細菌やウイルスに感染した時、症状が出なかったり、
症状が出ても軽く済んで治ってしまう ことが、
「免疫の働き」です。

さてこの免疫、大きく二つに分けて考えることができます。

ひとつは、体に本来備わっている 「自然免疫」 で、
一日中、体を見守っている常設部隊です。
その最前線は、外界と接しているところ、皮膚や涙や粘膜です。 
ここでは、常に外界の”バイ菌”と常に触れています。
鼻や口や気管や胃に異物が入ると咳やくしゃみが出たり、嘔吐します。 これが免疫反応です。

殺菌力を持つ、唾液や胃液、悪いバイ菌を排除するため腸内細菌も、常に侵入している敵と戦っているわけです。

さらに、血液やリンパ液の中を流れて全身を巡回して変異した細胞を破壊する部隊もいます。
腸の働きが悪くったり荒れたりすると…

①消化・吸収機能や排泄機能の低下
②腸内の免疫細胞の弱体化
③腸内細菌のバランスが崩れる

そのため
①外敵を排除する力が衰え、病気のリスクが高まり
②善玉菌の機能が落ちたり、数が減るため
 悪玉菌が増殖することにより有害物質が増え
 それが、吸収され全身に運ばれ、各臓器にダメージを与える

ストレスがたまると腸の機能も弱まります。
特に、犬は「ストレスが腸にくる」といわれています。

また、「腸は第二の脳」と言われているのは、
感情や思考などを司る神経伝達物質の大半が、腸で作られ
脳に送られることが分かっています。

腸の働きは心と連動していることがわかると思います。
腸内環境が悪くなると、神経伝達物質の分泌バランスが崩れ
心の健康にも影響が出ます。

つまり、腸の健康は、体全身の健康の要と言えます。