永冬生活…透求 | 腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

光と闇は表裏一体。
2017年末に 脳梗塞で倒れ 糖尿病も併発、軽い右側麻痺、言葉がたどたどしい。
LDH系、特に三代目JSB、特に登坂広臣(臣ちゃ)好き♡♡♡
斎藤工(工ちゃん)好き♡♡♡
《いいね》は生存確認、内容に関わらずしてます。
(記事に無関係、無神経な※ 無言削除)

翌日にはダーリンに会えたのだが、顔を見た瞬間、不覚にも泣いてしまった。

3年も一緒にいて、最初の頃のようにずっとくっついてる訳でも、常に話しをする訳でもなくなっていた私達。
もちろん、口もきかず…なんてことはなく、仲は良かったが、まさか、泣いてしまうとは。

術後で気が弱っていたのか。
自分の中で、これほどまでに大きな存在になっていたのを、思い知らされた気がした。

私の手術中。
義母と話しをして、秋くらいになったら、叔父さん(義母の弟)に間に入ってもらい、私の両親と話しをしよう、と。
(義父では、まとまるものもまとまらなくなる可能性がある、てことらしい;)

『年内に、結婚しましょう。』

改めてプロポーズされた。
それはそれは、嬉しくて、口元は緩みっぱなしだった。

まぁもっとも、この約束が果たされることはなかったのだが(苦笑;)。

ところで。
今回の入院を、私は両親に知らせていなかった。
こんな状態で【あの】母の相手をするのは、地獄の苦しみだった。

本当は、ダーリンの一存で連絡したことにして、連絡させようか、とも考えた。
私は【連絡するな】と言ったが、場合が場合だから、とダーリンの判断で連絡したことにすれば、彼の評価があがる、と思ったのだ。

ただ。
それをするには、ある問題があった。

元ダンだ。

元ダンは再婚していた。
そして偶然にもこの頃、再婚相手が妊娠していたのだ。
しかも私は、そのことを口止めされていた。
元ダンが再婚することを知った当初、母は、孫(つまり、私が手放した子)を引き取りたがっていた。

「アナタまだ若いでしょ?新しい奥さんとの間に子どもが出来たら、絶対にこの子が邪魔になるからッ。」

と。
(ある意味その読みは当たっていたのだが)

その時元ダンは、母の野望を阻止する為に

「子どもは、何があっても絶対に作りませんッ!!」

なぞと、アホな宣言をしていたのだ。
もちろん、そんな気は更々ないのに。

もし私のことで、何も知らない母が元ダンの所へ行くことがあったら、大変なことになる、と思ったのだ。

母にしてみたら、実の娘は死ぬ直前だったし、再婚相手は知らぬ間に妊娠してるし、で、きっと…いや、絶対に半狂乱になるに違いなかった。

『どっちにしても揉めるだろ。あっち(元ダン)にも飛び火したら、やばいだろ。』

とダーリンが言ったので、結局連絡しなかった。
元ダン側への配慮もあったが、そのせいで、収拾がつかなくなることを避けたかったのもあった。

何年も経ってから、私がその話し(外妊で死ぬ直前だった、てこと)をしたら、低い声で

「あんた、死ななくて良かったわね。死んでたら、私は一生ダーリンを怨んでただろうから。」

と。

つか、そこ?

私の無事を喜んだ理由は、そこですか?

流石、お母さま。

我が母ながら、感心した。

まぁ、確かに大変なことにはなっていただろし、私が生きていることで、ダーリンは余計な悪念を受けずに済んだわけなので、結果オーライ、ということか。

それより。
後から思えば、あんな元ダンに、そこまで義理立てをすることはなかったのだが。

元ダンは随分経ってから、娘に、私の外妊の話しをしたそうだ。
命が危なかった、とは一切言わず、外妊がどういうものか、もちゃんと説明せず

「おぃ、お前が大事だとか言いながら、他の男と子ども作ったんだぜ?お前のことなんか、何も考えてないんだぞ?」

と、話しをしたらしい。

娘に、私への憎悪感を植え付ける為だけに。
自分も子どもを作っていたクセに、だ。

私達から直接話しを聞き、初めて、そんな命に関わるほどの出来事だったことを知った娘は

「このことだけはッ!何があっても(元ダンを)一生許さないッ!!」

と。

この話題になると、顔色が変わるくらい怒っていた。
よほど、その時の説明の仕方が悪かったのだろう。
とにかく、かなり私を馬鹿にした言い方だったらしい。

話しを戻そう。

最初は、親に連絡しなくて良いのか、と言っていた義母だったが、ダーリンの説明を聞いて

「自分達がそぉ決めたなら…。」

と言ってくれた。

ただあの時。
連絡していたら、今とは状況は変わっていたのだろうか。
連絡しなかったことが、本当に良かったのか、悪かったのか…。

さて。
私は、頭痛に悩まされていた。
一日、それこそ24時間ずっとだったが、特に夜中が酷かった。

日中は、雑音などで結構気も紛れるが、夜中はシーンと静まり返っている。
嫌でも頭痛に意識が集中してしまう。

やっと寝ても、30分~1時間おきに目が覚めてしまう。
睡眠剤を出してもらい、飲んで寝たが、それでも結局夜中に目が覚め、同じコトの繰り返しだった。

多分、極度の貧血が原因だったと思われるが、その痛さは、深い筈の眠りをも妨げた。

それで。

どうせ目覚めてしまうなら、痛みを和らげた方が良いと考え、痛み止めを貰うコトにした。

その作戦は成功だった。

徐々にその痛みにも慣らされたのと、点滴で鉄剤を打っていたからか、数日後には、どうにかその苦悩からも解放された。