調理実習なるものが あってね。
何を 作ろうか 迷ったのだけど
焼きそばに しました。
肉じゃがとかだと
じゃがいもの皮 むかなきゃいけないっしょ？
さすがにね。
片手じゃ アタシにゃ 難しいからねー。
そうそう。
あのね・・・
まな板からね・・・
クギが 生えてるのよっ！！
ええ、あのクギよ。
あの トンカチで トントントン、の
あの クギよ！！
片手しか 使えない人のために。
そこに 野菜を ぶっ刺して 切るの。
でもね。
アタシには 邪魔だったわ (￣▽￣;)
そのまな板は真四角で
なんか ガード？が ２辺についてて。
よかれと思って したのが
まあー、邪魔ね、てやつ。
大きさも 小さくて。
通常のまな板の 半分？
いや、それより小さい。
材料は
麺、ウインナ、もやし、チンゲン菜、ニンジン
まあー、ニンジンが 切れない 
ちょっと 太くなっちゃって 心配だったけど
いい感じに 出来ました。
いつも通り、と
ダーリンも 娘も 言ってたけど・・・
誉められた気が しない。
おっ、作ったのか？
う・・・ん・・・
持っていた皿を 奪い取り
一口二口食べると
突然 苦しそうに のたうち回る。
ち、ちょっと！！大丈夫！？
ひとしきり 苦しんだあと
パタッと 動かなくなる。
何が起こったのか
パニック状態だ。
ねぇ！ねぇ！！
泣きそうになりながら
震える手で 携帯を握りしめ 操作しようとする。
だから 後ろから 抱き締められても
暫く 気付かなかった。
・・・ぃ！おい！！
大丈夫か！？
ふぇ？
大丈夫か？
お・・・お・・・
名前を 言い終わらないうちに 抱き締められる。
ごめん、ごめん！
涙で くしゃくしゃの顔を 撫でながら
その頬に 熱い唇を 押しあてる。
何度も。
何度も。
そんなに ビックリするなんて 思わなかった、ゴメン、ゴメンよ。
も・・・ぅ・・・も・・・
ゴメンて。
怒りたいのか 泣きたいのか よく解らぬまま
それでも その広い胸で ホットしている。
（コイツを 誰にも 渡したくねえ）
いつの間にか 寝てしまった
彼女の髪を 優しく撫でながら
そんな事を 思う。
なんてことがあったら！！
おみー (*´ー｀*人)♡