妄想語モウソウガタリ【斎藤工】~かさなり~ | 腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

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光と闇は表裏一体。
2017年末に 脳梗塞で倒れ 糖尿病も併発、軽い右側麻痺、言葉がたどたどしい。
LDH系、特に三代目JSB、特に登坂広臣(臣ちゃ)好き♡♡♡
斎藤工(工ちゃん)好き♡♡♡
《いいね》は生存確認、内容に関わらずしてます。
(記事に無関係、無神経な※ 無言削除)


お願いッ。

えー。
どーしても 欲しいのッ!?


うんッ、どーしてもッ。

んもー、しょーがないなー。

やったーッ!!
ありがとー、チビッ。



たかだか 大好きな お菓子を買うのに
私の 許しを得て
狂喜乱舞・・・は 流石に 恥ずかしくて
ちいちゃく ガッツポーズをする。

そんな 彼が たまらなく 愛しい。

稼ぎ手は 工ちゃんなんだし
それくらい 自由に 買えば良いのに
何故か
その都度 私に 許可を求める・・・

いつの頃からか
そんな 暗黙のルールみたいなものが
二人の間には あった。

わざと 深刻そうに 許可を求める 彼。
わざと 渋々 許可を出す 私。

わざと 大袈裟に 喜ぶ 彼。
それを やれやれ、という顔で 眺める私。

それが・・・

そんな 小芝居が 楽しい。

買い物を 終えると
【カート押しじゃんけん】。

どっちが 買い物カートを 車まで 連れていくか、の じゃんけん。

車に 到着すると
【運転じゃんけん】。

どっちが 運転するか、の じゃんけん。

まるで バカップル(笑)。

仕事柄 どうしても
ずっとは 一緒にいられなかったりするので
どんな 日常も
楽しいものにしたい・・・

そこには
工ちゃんの そんな 優しさが 隠れていた。

それは 私だけに向けられた 優しさ。

嬉しくもあり
くすぐったくもあり
誇らしくもある。

アタシは
こんなに 彼に 愛されてんだよッ!!


大きな声で 叫びたくなる。

いや、しないけど(笑)。

そのかわりに
カートを 押す 工ちゃんの背中に
ギュッと 抱きつく。


こぉーらッ。
歩けないだろ?



小さな子どもを 叱るように
ちょっと 怖い顔で 私を たしなめる。

その目には
優しいヒカリが 宿る。

怒っている筈の その顔は
なんだか 嬉しそうだ(笑)。


今日は 俺
とことん ついてないなぁー。



ハンドルを 握りながら
わざと 唇をとがらせる彼。

わー、ダメだ・・・

か、かわいい・・・

思わず 見惚れる。

その時の 私は
きっと
ハートの目になっていたに違いない(笑)。

そんな私の 鼻を
キュッと つまみながら
何見てんだよ、と 彼。

痛がる 私を 見て
楽しそうに 笑ってる。

文句を 言う その頭を
ふわっと 撫でると
手を ギュッと 繋いでくれる。

ちょっと 照れ臭いのか


混んでんなー。


なんて
真っ直ぐ 前を向いたままの その頬が
ほんのり 染まっている。

片手で 運転する その横顔も たまらない。

二人だけの時間。

私だけの 横顔。

その 気持ちを
その 想いを
全て
繋がった手に のっける。

絡み合う ユビサキが
ココロを 絡め取ってゆく。

このまま 時間が 止まればいい・・・

そんな 私の 想いに答えるように
彼の ユビサキが
私の 全身を 包み込んでゆく。

沈みゆく太陽が
流れゆくガラスに 反射して
キラキラと 輝く。

ゆらゆらと 漂う 静かな時間に
ココロを ゆだねて
そっと まぶたの 重みを 味わう。

重なった 手が
重なった まぶたが
シアワセも
幾重にも 重ねてゆく。

優しいトキは
いつまでも そこにいた・・・。