コチラの続きです。

 

2回目の電話での話し合いは室外機の設置場所と同意書を作成することを決めました。

 

お隣は2029年までの賃貸契約だそうで、大家であるご夫婦はゆくゆくは戻って来るつもりだそうです。なのでエアコンはその時に使用したいから取り付けることにしたとか。

 

 

私達の要望を聞き入れることを絶対の条件として、赤◯の場所に室外機を設置することを承諾しました。屋根にしたら費用が2000€(約326,596円)くらい違ってくるらしいので感謝されました。きっとご夫婦は私達の返答を待っている間、ヒヤヒヤしていたと思います(笑)

 

私達が出した条件とは…、

 

  • 作業時間は平日午前8時〜午後15時まで
  • エアコンは午後22時〜午前6時の間は使用しない
  • 室外機には可能な限りの防音対策をする
 
ムスメが内外工事の作業音に敏感で、屋内ならとくに壁の穴あけ作業のドリル音をすごく怖がるから学校でいない時間帯にするように言いました。エアコンの使用時間ですが、ドイツでは州によっては多少、異なりますが、「Ruhezeit/ルーエツァイト(静かにする時間)」というのがあります。
 
(平日と土曜日)
  • 午後22時〜午前6時
  • 午後13時〜15時

(日曜日と祝日)

  • 全日

 

楽器の演奏、芝刈り機、パーティーなど大きな音や騒がしい活動は控える時間帯です。一応、法律で決められているのですが、もちろんがっちりと守られてはいません。その時間帯にうるさくして文句を言われても仕方なく、度が過ぎると罰金もアリなので注意。

 

下矢印ルーエツァイトの詳しい記事(ドイツ語版)

 

話を戻し…、

 
隣人との些細な話し合いでも双方が同意しました、というのを書面に残すことは言った言わないの不毛な争いを避けるために大事です。相手が約束した時間外に作業したり、こちらが後でやっぱ外せと文句を言った時に確かに同意したという証拠になります。また、仮に私達が引っ越し、新しい住人が苦情を言っても私達が同意して設置したという証拠にもなります。紙である必要はなく、デジタル署名付きPDFでもOK。後日、電子メールアドレスで送信されてきた同意書に夫婦で署名をしました。公正証書みたいな難しい内容ではなく、外壁への設置、作業時間、防音に同意すると書いただけの3、4行程度の簡単なもの。
 
和やかに話しあって終了しましたが、条件次第では絶対に同意しない圧は忘れていなかったです(笑)
 
本題は一旦ここで終了し、
 
何かとエコな印象のドイツですが、実はそうではない。プラスチックのリサイクルエコバッグや紙袋はガンガン買われてはゴミ箱にガンガン捨てられてるし、冬は暖炉に薪や木質ペレットがバンバン使われて煙突から煙モクモク出してるし、原子力は使ってるし、電気自動車よりガソリンやディーゼル車が大事だし。
 
そんな中でも、
 
2024年から新築は65%以上をエネルギーを再利用するヒートポンプが義務付けられました。
 

近所にも新しく設置

 

が、

 

その温暖化対策への努力も虚しく、最近では温暖化による殺人的な暑さで「Split Klimaanlage/スプリット クリマアンラーゲ」と呼ばれる日立、東芝、三菱、サムソンなど日本風のエアコンが一般家庭にも広まりつつあります。

 

 

我が片田舎の町の住宅でもよく見かけるようになり、違うテラスハウスの半分は写真のエアコン室外機あり。

 

え、穴茄子家ですか?

 

電気・化石燃料の車はなし、お出かけは市バス、鉄道、たまにタクシー、各部屋に扇風機だけです。家庭のCo2排出量が少ないエコファミリーですよ、なんて(笑)

 

それでは

 

 

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