「トリアー」への旅2023(観光編①)の続きです。旅行2日目。
まずはグラディエーターぽいBGMを再生
最初に訪れたのはやっぱりユネスコ世界遺産に登録されている、
2世紀頃に建造。催事だけに使用されたのではなく、毎日イベントが催されていたそうです。例えば、1日のプログラムは午前は演劇、闘獣、罪人の公開処刑、午後からその日のハイライトである剣闘。生死を賭けた死闘を考えがちですが、「投機家(ウィキペディア英語版)」の判断で敗者は助命をされることがありました。アリーナ内部の壁には檻の跡である穴がいくつもあり、そこに猛獣や剣闘士が待機していたのかな。
(白)オットー
(ピンク)ムスメ
開館時間の午前9時に行き、見学が終わるまで穴茄子家3人だけで世界遺産を貸切り状態で最高でした。まさに「早起きは三文の徳」。およそ1800年前に演劇や剣闘が行われたアリーナの中央に1人きりで立ち、演劇や闘いを観戦していた数万人の熱狂した歓声…そんな歴史ロマンを想像して鳥肌が立ちました。が、同時に大勢の人間と獣が命を落とした残酷な場所だというのは忘れてはいけない…。私がそんな妄想している間にオットーとムスメはかつて観戦席であっただろう丘の上をサクサク散策。
また、仕掛け舞台のあった地下も見学できます。
地下だけに薄暗く、浸水してましたが、古代ローマの舞台装置の遺跡を歩くという壮大なロマン!しかも私だけの独占!!得も言われぬ興奮は忘れられない…。
唯一残る凱旋門もくぐる
劇場の周りに広がるワイン畑
「Mosel Wein(モーゼルヴァイン)」というワインで有名なのですが、残念ながら多動っ娘を連れてはゆったり試飲はできなかった…。まあでも?居住地域なんで?スーパーでいつでも買えるという(笑)。
た〜っぷり世界遺産を家族で独占、堪能したら中心街へ戻り、
「Spielzeugmuseum/シュピールツォイクムーゼウム」
(おもちゃ博物館)
ミュージアムですがアパートをリフォームした感じ。主に19世紀初期〜のおもちゃが展示されてます。
所狭しと並べられた西洋人形達…
当時の時代を物語る…
アンティークな「Steiff(シュタイフ)」テディベアや西洋人形、ブリキ、ミニカー、模型列車がお好きなら興味深いかも。その時代の流行や風潮を知ることができ、今のシルバニアファミリーよりリアルなドールハウスの小物はちょっと欲しくなりました。
一通り見たら博物館は終了、次なる目的地へ向かいました。
次回へ続く