オットーの解雇と再就職②の続きです。
弁護士さんへの依頼と同時進行で今月、失業の手続きのことで労働監督局の方とリモート面談の予約がありました。当日、オットーは指定時間にPCの前で待ちましたが、ドタキャンではなく連絡なしで約束ブッチされました。
怒ったオットーが電話をして担当の方の同僚に苦情を言うと、少ししてからブッチした担当から謝罪の電話がありました。ドイツで役人から謝ってくるなんて弁護士を雇うのと同じ初めてで驚いた(笑)。何でも予約がコンピューターに保存されていなかったらしく、新しい予約日時を取りました。
そして、これと同時進行で…
オットーの会社からあるオファーがあり、そのモラルのなさに私達は怒りました。解雇を回避しようと、オットーらは人員不足の他のチームに転属してもらえるように掛け合いましたが、解雇は決定的で話し合う余地はありませんでした。
突然の失業への動揺と今後への不安、そして求職活動のなか各種手続きもしなければいけないのに、
🏢「給料2倍にするからさ、10月に解雇を延長してもらってアウトソーシングへの引き継ぎ業務をやってくれない?」
と言われました。
「2倍でも何倍でも関係あらへんわ!どっちにしろクビはクビやんけ、どこまで馬鹿にすんのや!!」
解雇されて不安になっている雇用者に金をチラつかせて使い切るようなオファーは許せませんでした。激しい怒りの感情ですぐにでも拒否の返事をしたいとこでしたが、そうすると裁判で不利になるかもしれないので弁護士さんに相談しました。「返答はしないように」と言われたのでスルーしました。
解雇される少し前に会社が投資会社に買収され、本社で新しい上の人A(🇸🇪㊛)になりました。彼女がオットーの勤務先に来たときのAの印象は、ITビジネスをあまりよく知らないうえ、オットーのチームが関わっていた主力の商品名すら覚えていない何よりコストを重んじる冷たいビジネスウーマンタイプだったそうです。今、オットーはポーランドのアウトソーシングの人達に引き継ぎで教えているのですが、なんかわかっていないらしくて先が怪しいらしい…。
次回へ続く