オットーの解雇と再就職①の続きです。
ザックリ言うと、ドイツはすぐに解雇されない仕組みになっています。勤続年数によりますが、解雇日までの「猶予期間」があります。オットーの場合は3ヶ月間で、7月31日が解雇日です。
が、
お役所は待ってはくれません。
解雇通知から3ヶ月以内に「労働監督局」に失業の手続きをする必要があります。さらに、解雇通知の受領から3週間以内に「労働裁判所」に提起しないともらえるモノ🫰💶🪙がもらえなくなります。
解雇を言い渡された翌日、労働監督局の担当の方とリモート面談の予約日時を決めたらすぐに弁護士探し。幸い、我が家は「弁護士保険」に加入しているので保険会社のコールセンターに問い合わせをし、そこから紹介された市内の弁護士さんに依頼しました。最初の話し合いによれば、退職金の相場は「現在の給料の半分✕勤続年数」だそうです。生活の危機なのにそれからも税金が取られるという…。
私もオットーも弁護士を通して訴えるのは初めて。進捗の報告はなく、秘書さんを通したコミュニケーションは難しく、思うように弁護士さんと連絡が取れずにヤキモキして落ち着きませんでした。そこでオットーが再び保険会社のコールセンターに問い合わせてみたところ、そういうのは普通らしく、電話で相談でもちゃんと予約を取ることを勧められました。言われた通り、予約を取ってようやく弁護士さんと電話で話をしたら、訴状を作成中で翌日に送付するということでした。
「ほんまかなあ…大丈夫かなあ…間に合うのかなぁ…」
なにせ3週間の期限終了2日前だったので不安で仕方ありませんでしたが、無事に訴状を送付したとメールでお知らせがきました。私は読んではいませんが、オットーによれば4枚もあったそうで弁護士さん頑張って書いてくれたみたいです。
今週に労働裁判所から手紙が来て、来月初めに調停があります。弁護士さん曰く、オットーが来ても来なくても結果には何の影響もないらしく、オットーは出席するか考え中です。
次回に続く