2018年にワン・アンド・ハーフリンガルという、ムスメのドイツ語と日本語の発達状況の記事を書きました。

 

5年後…

 

日本語の発語ゼロ

 

だから…

 

日本語ギブ

 

してバイリンガルは諦めました。

 

全て…

 

私の責任です

 

 

私自身が日本語はスマホでニュースと乙ゲーを「読む」、ブログと買い物リストを「書く」、ネトフリとクランチロールでアニメを「聞く」だけ。日本人と「話す」ことはありません。最後に話をしたのは国籍喪失届を出した日本領事館の方々だから5年はしていない不安。日常がドイツ語なので必然的にムスメともドイツ語が大半。

 

日本語で話しかけていた時は、ムスメはそれなりに理解してカタコトの単語を口にしていたこともありました。日本語に興味を持った感じがした時期もあります。でも私が日本語、ドイツ語どちらで話しかけようが、ムスメが話すのは常にドイツ語。何年経っても日本語を「リピートアフターミー」すると難しそうに不完全カタコトで上達があまりみられないし、日本語を理解しているか怪しくてドイツ語で同じ事を言う時が多々。

 

真顔「ムスメの脳は日本語に合わないのかもしれんなあ」

 

と、ふつふつと考えてました。ムスメも日本語に対しての関心も薄れているようで…

 

真顔「あーもう日本語はエエかな」

 

と、思い始めたあたりから日本語で話すのを止めました。

 

とはいえ、

 

元から何が何でも徹底的にバイリンガル教育!ではなく、読み書きとか出来なくて良いから聞いてわかれば万々歳ぐらいの感覚でした。日本の絵本の読み聞かせと会話が私だけだったから上達しないのは当然の結果なんです…

 

が!

 

過去記事にも書いている通り、言葉の発達が遅れているので「母国語」のドイツ語の妨げにならないように将来的に必要性のない日本語を教えるのを最低限にしていました。やっかみに聞こえたり語弊がありますが、多言語ペラペラ"だけ"で誰に対しても同じように喋るより、それで生きていくであろう1つの言語の言葉遣いとTPOを分けた喋り方をしっかり身につけてくれたほうが良いと考えてます。言葉遣いだけで人の印象は違ってくると思います。あくまでムスメには「Hochdeutsch/ホーホドイチュ」、いわゆる標準ドイツ語だけを教えています。標準語と方言の使い分けができないから私やオットーに方言で話したときはすぐ訂正し、ドイツ語の言葉遣いの教育は厳しめにしてます。

 

というわけですが、

 

むしろムスメにしたら日本語で聞かれることもなくなり、スッキリしたかもしれません。かと言って他言語が苦手というわけではなく、英語はラジオとネトフリで聞いてるだけなのにちょっと歌えたり、言えたりとアルファベット系は覚えて使えるから、全く違う日本語はムスメには難しいんだろうな。

 

発達障害でなくても子供が話したいなら教え、話したくないなら別にいいと同じような選択していたから落胆はしていません。過去記事を書いた当時は「日本語のほうが意思疎通できる」と信じていましたが、今ではドイツ語でもコミュニケーション困難は日々あり、その考えがいかに幻想だったか痛感してます。

 

それでは