上の写真は先週の金曜にもらったムスメのZeugnis(成績表)。評価ではなく、何ができるか・難しいかのリストです。昨日のブログでお話しした、すぐに気が散る等の内容が書かれていて、これらが目立ったムスメの発達障害です。こうしたものをいただけると、何が課題なのかがよく見えます。最後のbemuttertというのは『母親のように振る舞う』という意味で、体の小さなLくんに対してお母さんみたいにしているらしい。家では甘えた幼児に戻るのにニヤリ

 

学校は発達障害児に対しての指導システムがあるのですが、家では発達障害児用の育児アドバイスも当てはまらないことが多く、基本、ムスメの育児はトライアル&エラーで、あとは手探りです。

 

『短く、はっきり、簡単に』。役立ったと思う療育士さんからのアドバイスです。『Wie sagt  man?(何かもらったら何て言うの)?』と、3語ぐらいにおさめる。

 

自発を覚えさせている最中ですがなかなか難しい。例えば周りの状況にイッパイイッパイになったら、2階の静かな部屋に行って1人になって落ち着いてきなさいと言います。が、ママと離れるのが不安で仕方なく、グズって泣いてドラマになって大変。結局は2人で静かにレゴ遊び…。十代になってもそれじゃあこれから先、生きてはいけないので、そろそろ耐えられない状況になったら自発的にその場所を離れることを学んでほしいのですが…これは時間がかかりそうです。

 

最後にドイツで子育てしていたらよく耳にする『Konsequenz(一貫性)』。簡単に言えば『有言実行』。これがムスメには大事。

 

『片付けないと捨てるよ』。本気っぽく言うだけで実際には捨てない。また、子供にすぐ片付けろと言っておいて、自分は昼ごはんの後片付けを面倒だからといってなかなかしない。結果、子供は親がしないこと、親もしないことを覚えてしまう。

 

私、スリーストライクのシステムを使用してます。『同じこと3回注意したら◯◯する・しない』って言います。『1回目やで』『2回めやで』『あと1回で◯◯やで』と。それでもすると『ほなもう◯◯する・せえへんしな』といって本当に物事をしたり、しなかったりする。

 

ある日、外出先で車道に飛び出すふりを2回ぐらいし、怒っても言うこと聞かなかった時、『そんな危ないことするなら来週モールにいかないムキーッ』と言いました。その翌週、お出かけなし。文句言いましたが、「なんで行かへんのかわかってるやんなあ?真顔」と言ったら、「ウッアセアセ」って顔してました。わかってるんです。私ももちろん、ムスメから『ママ、ちょっと来て』『スマホ切って』と言われたらすぐに行動する。

 

言ったことはやらせる、やる。親が本当にするところみるから、子供もやる。

 

とはいえ、いつもこれでいいのかなと不安ですが、『成績』はこれから頑張れば良くなりそうなのでこれでいいのかなあと思ってます。