バイスタンダーとは?  応急手当普及員講座 その1 | 水たま日誌

バイスタンダーとは?  応急手当普及員講座 その1

水たま日誌-場椅子たんだー
昨日は朝から夕方まで
消防本部で行われた応急手当普及員講習を受けてきました。
全講習24時間を3日間の日程で行われます。

第一回の今回は、
救命活動の内容の骨部分(医学的知識)の基本的な知識と考え方等、
ダミー人形を用いた赤ちゃんから成人まで年齢を問わない実技の訓練(心肺蘇生及びAED取りあつかい)を行いました。

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応急手当の必要性・目的
 救命…まずは命を救うこと
 悪化防止…けが病気を現在以上に悪化させない事(出血や熱傷等)
 苦痛の軽減…心身ともにダメージを受けている方へ、
     苦痛を与えない手当をこころがけ心身共に苦痛を和らげる事

子供がけがをして泣いている時に
声掛けして、患部を処置して絆創膏を貼ってあげるのも、
電車に乗っている時に、横に居た方が突然倒れられ対処するのも
応急処置となります(かなり緊迫度は違いますが)。

特に 居合わせた人(バイスタンダー) の対処がとても重要になってきます。
救急隊到着まで平均8.2分。
(講師の先生が30年前は5分台だったが今は約8分とお話されました。複合要因があるそうなのですが、昔より今の方が到着が遅くなっているという事もこの応急手当の重要性に繋がっているとのこと)
心肺停止状態となった際に8分では命の助かる可能性は約10%を切ります(救命曲線より)。

居合わせた人達の対処で生死が分けられる、
その一人に自分がなったら・・・?と
そして、自分自身が疾病者となったら・・・?

救命活動は自分を助けるための活動に繋がります。
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救急箱、ありますか?
うちには一応、置いてあります。
傷薬、消毒薬、絆創膏、ガーゼ、包帯、三角布、腹痛や頭痛の薬、はさみ、など。

不測の事態はいつでも来ます。
今回参加していた方々でも2割程度の方しか救急箱はありませんでした。
それだけ、傷等には縁遠い生活を送られているかもしれませんが、
病院へすぐに行かれるから、救急箱を持たないのかも・・と
今、描いていて気がつきました。

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午前座学、午後実技 でしたが、
最後に脳内シュミレーション、ということで
講師の方からお題目が出されました。

1.家人がいびきをかいて寝ています。
 ある日、いつもの起床時間になっても起きだしてきません。
 様子を見ていましたが起きる気配もなく、ずっといびきをかいています。
 
 さて、あなたはどんな行動をとりますか?

2.お風呂に入っていた家人がいつまでたっても出てこない。
 見に行ったら湯船に顔を付けていた。

 さて、どうする?


声を掛ける、家族を呼ぶ、呼吸を確認する、反応があるか見る、お風呂から出す(お風呂の水を抜く)、119番通報する、CPR(心肺蘇生)行う などなど。

普段生活している中で何気なく、今、こんなふうになってしまったどうする?
とたまに考えてみてくださいと、先生から良いアドバイスを頂きました。

とりあえず、
放置ではなく落ち着いて観察して行動する事が大切です。