久しぶりに会った彼女はひたすら何かを食べていた。
「ミャンマーから帰ってきてから、
食欲が止まらないんだよね。
なんか、日本食をため込もうとしてるのかね。」
彼女は10月末から約1週間、
Acroquestのミャンマー支社、Acroquest Myanmarに出張していた。
会社に入ってすぐ、
彼女は「ミャンマー支社に行きたい。」と言っていた。
それまで海外に行ったことがない純国産の彼女が、
なぜそんなことを言い出したのかはわからなかった。
でも、何か惹かれるものがあったのだと思う。
彼女のお土産話は、出張の土産話としてはなかなか珍しい話だった。
観光地の話はほとんどなくて、
ミャンマーの現地スタッフの幼さを痛感して、
これからどんな教育が必要か分かった、とか
支社勤務の日本人スタッフのチームワークのなさが分かったから、
どうにかせなあかん、とか、そんな話だ。
ちなみに、僕が一番面白いなと思った土産話はこれ。
ミャンマー出張の間に現地で支社長の40歳記念のディナーがあったらしい。
彼女はそこでコメントを求められ、こう答えたそうだ。
「マネージャー、なんかちっちゃくなりましたね。
前はもっとポリシー持って、人にモノ言ってたのに。」
この話を聞いたときは、さすがの僕も焦った。
40歳記念の晴れの場での、二年目社員からの言葉としては、
まずいんじゃないか!?
でも心配はいらないらしい。
マネージャーは、その言葉に真剣にうなづき、
「ありがとう」と言ったそうだ。君は、Acroquestの社員だね、と。
"Am I a valuable person for other person?"
今回の出張の最後の日、最後のスピーチで
現地スタッフの前で彼女が話したのは、
この言葉についてだったらしい。
Please always keep the question in your mind.
The question is "Am I a valuable person for other person?".
正直、難しい話だと僕も思う。
彼女が1年半かけて心の底で温めてきた言葉だと
僕は知っている。
それを1週間の交流で現地のスタッフが理解できたのか、
彼女自身もわからない、と言っていた。
でも、この話をしてきた、と聞いたとき、
僕にはわかったことが一つある。
彼女はもう一度ミャンマーに行く。
そのときを思い、僕は冬空の下、
間近に見えた半月を眺めた。
つづく
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