真珠仕入れの現場の様子をお届けしますっ(｀・ω・´)
松山空港からレンタカーで約90分で宇和島に到着し、
その翌朝、生産者さんのご自宅で真珠を見せてもらいました。
このふるいは、交換可能なたくさんの穴が開いたプレートが装着でき、
真珠の直径を分別することができます。
例えば、直径8ミリの穴あきプレートでふるいにかけると、
下に落ちたのは8ミリに満たないもの、という感じです。
あらかじめ、ヤマトヤで欲しい品質やサイズは指定してあるのですが、
こうやって基準以上の大きさがあるか確認します。
円安の影響と中国・香港の相場上昇で、
輸出の相場が上がっているそうですが、
そこは直接仕入れをしている強みで、
それほど影響を受けずに仕入れができました！
・・・ですが！
昨年と、ひとつだけ違う点がありました。
それは・・・
▲これが、昨年仕入れた時の写真。
そーです。
仕入れた量が半分以下なんです！
トップクラスの製品用の真珠が少なかったのです。
（宇和島では、他の生産者さんも
全体的にそういう傾向とのことでした）
このように、色テリが伸びなかった珠も。
これらの真珠は、ヤマトヤでは仕入れませんが、
表面を磨いて安い製品にしたり、
染色して均一な色の真珠にしたりするそうです。
海外の相場が上がったおかげで、
ウチが仕入れる以外のちょっと品質が落ちる真珠は
昨年より高い金額で売れたそうで、
それに助けられたと言っていました。
一年の努力の成果、つまり、キレイな真珠が多いかどうかで、
この時期に商売的にも職人としての誇りや達成感的にも
すべてが決まる真珠の養殖という仕事。
生産者さん達は、冬に海から真珠が出てくる時期は、
嬉しさと不安でいっぱいになることと思います。
今年の真珠の出来が伸びなかった理由、
心当たりはあるとお話していましたので、
来年は、高品質な真珠の割合が上がることを祈っています！
なお、ヤマトヤとしては、昨年の真珠の出来が良かったため、
例年よりも多く仕入れていたので、
「売るものがない！」という状況にはならない見通しです。
これから数か月かけて、
加工やしみ抜きなどを経て製品にしていきますっ♪