占いをしに行くというのは何かを『相談』をしに行くというものかと思います。

その人が捨てられずに、敢えて抱えている『今』があります。

悩んでいたり苦しかったり、悲しかったりするものが心の中にあります。

私なりの表現になりますが占うという行いはその人の心の中に抱えているものに『光』を当ててみるという感じです。

そうする事で光を当てたものが見えやすくなり、様々な方向が見たり、見える視野を広げて見たりして、それらを整理して伝えるべきメッセージをお伝えするというのが私の占いになります。


例えば大切なものを失ってしまって後悔をしたりするのはだれにでもあるものです。

だけども、自分でも知らない間に必要以上に過剰に固執してしまうようになっていて、自分で自分を苦しめてしまう事もあるように思います。

占いをしている時はその人の為に必要なメッセージを伝える事に務めていますが、占いが終わった後で時々思うのは知らない間に自分も同じ状態になっているのではないかと感じる時もあります。

来られた人に伝えたメッセージは、同時に今の自分に必要な事だったかもしれない。

同じ状態だったのかなというのは少し考え過ぎかもしれません。

人は何に悩むのかというのはある程度は似たようなものでしょう。

その悩んでいるものの形が違うし、形が違えば伝えるメッセージも変わって来ます。

占いをして必要なメッセージを伝えていると同時に自分も必要な事を気付かされるという事もあるように思いました。


占うという行いは実はお互いに与え合うという側面もあるように感じられます。