誰でもどんな人でもあらゆる人達と出会い、関わりを持ち、繋がりを持って生きています。
身近の所では親兄弟や親戚や従兄、友達、学校や仕事関係という繋がりがあるのではないでしょうか。
または地域や社会、そして人にとっては身近な猫や犬といった動物や花や木といった植物、空や大地や海といった自然との繋がりを持って生きています。
それらがお互いに共存しあい共生しあってこの世界で存在しているのではないでしょうか。
私は『占う』という行為も自分の本来持っている繋がりのひとつというように思います。
占いの世界というのは目に見えない世界の事というように考えています。
それではどんな世界なのか、というとひとつは運命という時間の流れだと思います。
この世界の全ては時間が流れる事によって常に変化し続けていて、そして人も生まれてから現在までの流れというものがあります。
それらを含めた時間の流れというものが占いというの世界かと思います。
そして『占い』という世界はその人自身、そのものが見えてくる世界でもあると思います。
例えばある人の事を知りたいという時には、シンプルにその人に直接聞いて見るという方法があります。
もしくはご両親に聞いてもいいし、ご兄弟やお友達に聞いて見るのも良いかもしれません。
そのような時には周りの人達がその人の事をどのような感情を持ち、どのように思っているかによって内容が決まります。
親しみがあり好意的に思っているようであれば『いい人だよ』という風に答えてくれるでしょう。
もしくは差し障りのない無難で普通の人という感じの答えが返ってくるかもしれませんし、もしかしたら『でもね…』とか『ちょっとあの人は…』という風に言ってくるかもしれません。
このようにその人がどのように思われているかによって、どんな人なのか印象が変わってきます。
そして占いというものを通じてでも、人の性格とか価値観というものを知ろうとする事も出来ます。
そこから見えて来る姿は感情や印象というものに左右されない、そうしたものを無くしてその人の姿を見ようとするものです。
それはまるで鏡に映した自分自身の姿を見て行くという感じです。
さすがにその人の全てが分かるとは言いませんが、占いという方法を通じてでも見えて来るその人の姿もあるという風に思って頂ければと思います。
やはり占い師も人ですから何らかの感情はありますので少なからず影響はあります。
だけども占いをする時には清らかでどこまでも透明で澄みきった心(魂)で見るようにするのを大切にしています。
なかなか難しい事ではありますが、出来る限りに占いをするにはそうした思いを持ってするようにはしています。
人の事を占うというのは見えない世界、運命という時間というような世界と繋がり、その人について見て行くものという感じです。
そうした世界との繋がりというのは、自分の心(魂)で感じる世界でもあります。
心が浄化され、きれいに澄みきったものになり、癒されて、今の自分に必要なものが見つかり、探し求めていた希望を見つけて貰えるようになり、穏やかで優しくなり笑顔になれるようにと思って占いをしています。
占いというひとつの繋がりが自分の為の何かひとつの切っ掛けになれば幸いです。