占いの世界というのは、まずは『目には見えない世界』という事が言えると思います。
それは占いというものを使ってその人の時間を見て行くからです。
例えば朝はどのように始めて、昼は何をして、夜はどう過ごすのかというように、一日の時間帯に応じた過ごし方があります。
それと同じように占う事で自分の時間を知る事によって、何をどのように過ごせば良いかを教えてくれるものです。
あとは一年という時間にも季節の流れがあって、春には春の過ごし方があるように季節に応じた過ごし方があります。
これも同じようにその人の時期というものがあり、占う事でその時期を知る事でこれからの方向を示してくれるものです。
占いをしに行くというのは悩んだり迷ったり、またはこれからの事を考えたりして苦しんだりしている時でしょう。
そのような時にただ闇雲に走ってもさ迷うだけになり、どこに向かって行けば良いか分からなくなってしまいかねません。
まずは行動をする事が必要な時もあるでしょうが、占いをするという事は『一度立ち止まってみませんか』という事です。
そうして自分の事を振り返り考えるという事です。
普段、自分の事をどれだけ考えているでしょうか。
自分について考える事は、自分の事を思いやるという事にもなります。
占いをするというのは自分の為に立ち止まる時間を持つという事だと思います。
そして自分の思いを整理して答えを見つけて頂ければと思います。
悩み、苦しみ、または悲しんだり、落ち込んだりしていると自分の本当の気持ちが分からなくなったりする事もあります。
あれもこれもそれもと、求めるものが全てを得られれば良いのでしょうが、いつもそうなるとは限りません。
何かを諦めたり、妥協しなくてはならないかもしれません。
だけど思いと向き合って行く事で、自分にとっての本当に大切な事を見つけて頂ければと思っています。
占いをする時間が自分の思いと向き合うものとなり、自分の為にひとつの答えを出せるものになりますようにと思います。