オレオレ詐欺に出資するやつがいるのです | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

刑事塾は刑事力を学ぶ場です。元刑事が刑事のスキルであるウソや人間心理の見抜き方を教えます。




なかなか無くならないオレオレ詐欺ですが、これをひとつの会社の事業として考えると初期投資はかなりの額が必要になります。


まず携帯電話購入費、拠点用の事務所借り上げ賃、名簿屋から入手する名簿購入費、プレーヤーを研修するための研修費用、当面の運転資金など。


普通の事業と違うのはこれらのモノはまっとうな名義で借りたり、買ったりできないという特殊性があるということです。当然経費も高額になってしまいます。携帯電話だってまともな名義は使えないので裏から入手したモノになりますし、事務所も偽名で借りる必要がありますしね。


そうすると事業を始めるまでに数百万と必要になるのです。これらの経費を出資する輩がいます。


これがオーナー、金主というやつです。だいたいがヤクザ関係や怪しい商売をして羽振りがいい奴らとも言われています。


このオーナーが出資して番頭を使って詐欺をさせるわけです。
オーナーは売上の何%かを納めさせて収益とします。


こうなってくると本当に会社組織ですよね。


末端の人間はオーナーが誰かなんて全く知りませんし、会ったこともないはずです。現場に近ければ近いほど捕まる可能性が高くなりますから。


組織化するオレオレ詐欺グループ。


警察も更に頑張らないと上まで登り詰めるのは至難の業です。


今日も読んで頂き、ありがとうございました。