飛び込み営業で相手にされない | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

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飛び込み営業で相手にされないという悩みをもつ営業マンの方がいます。

「こんにちは、A社の佐藤といいます。〇〇という商品のご紹介で参りました・・・」

「あー、間に合ってるから結構ですよー。」

なんてひと言で断られて全く相手にされないとか。

こんなの何件もやってたら凹みますよねー。


このケース、刑事の仕事で言うと聞き込みに該当しますかね。

警察手帳を示して「警察ですが・・」と言ってさすがに露骨に断る人はいませんが渋い顔をして応対する人はけっこういます。

中には警察嫌いな人もいますからね。交通違反で散々な思いしたりしてね。


そんな時は訪問先の風景などを見て、まずは相手が話してくれそうな話題を探し、間髪入れずに振ります。

例えば、玄関先にゴルフバックがあったら「お、ご主人、ゴルフやられるんですねー。」

盆栽がたくさんあれば「素敵な盆栽がたくさんありますねー。」

そこからしばらくその話題を引っ張って、散々話してもらっていい気持ちにさせてから「ところでご主人ね・・・」と話を切り出します。

例えば、交通違反で捕まった人も私に文句言っても仕方ないってことは重々わかってますから「まぁ刑事さんに言っても仕方ないんだけどさ・・・」なんてトーンダウンして聞き込みにも応じてくれたりします。

まず、どうやってラポール(信頼関係)を築くかってことが大事なんですね。


人間なんて相手のことを信用すると多少の無理もして聞いてくれるもんです。

あるカーディーラーの営業マンは、自分のお客様の自宅を訪問して、車の調子を伺うのとともにその都度洗車をして回ったそうです。そうしたら「こんな営業マンはいない」って評判になって、後々、そのお客様の親戚中から車の注文が入るようになったとか。

人間の信用って恐ろしいですよね。


まずはラポールを築くことに全神経を傾けましょう。

どうせ断られるなら少しでも印象が良く残るように「こいつおもしろいな」って思われた方が得ですからね。ガンガン攻めましょうよ(^.^)