梅雨真っ只中の和歌山です。

湿気が高く、ジメジメします。

クーラーを切って眠りに入ると夜中に目が覚めてしまいました。

 

この梅雨の時期に毎年思い出すことがあります。

 

高校生の時のことです。

クラスにアメリカから留学生がやってきました。手足が長く髪はブロンズで爽やかな笑顔の女の子です。

私と行動を共にしていた友人とその留学生がすぐに仲良くなったので、3人でよくつるんでいたのを覚えています。

友人の家は誰をも気さくに迎え入れてくれる素敵なご両親がいる家で、その友人の家で大人数でたこ焼きパーティーをしたり、3人でお泊まり会をしたこともありました。

そういう事で、友人のお母さんも留学生のことはよく知っていました。

1年の留学期間を終え、その留学生はアメリカに帰る日がきました。

 

お別れの時、友人のお母さんは、

「これお別れのプレゼント!」

と言って綺麗な色の花柄の傘をプレゼントしました。

「時々日本の四季を思い出してね。」

と付け加えました。

 

日本の梅雨や季節の移ろいを傘に託した友人のお母さんが高校生の私にとって、すごく素敵に見えました。

こんな風にプレゼントって渡すこともできるんだと感じた時でした。

贈り物や頂き物が思い出を繋ぎ止めてくれる。

そんな思いを込めて贈れたらいいなと初めて感じた時かもしれません。

 

という事で、梅雨=傘=友人のお母さんが留学生に贈ったプレゼント

という風に梅雨時期になると毎年思い出すエピソードです。

文章にする時が来るなんて想像していなかったな。

 

 

#梅雨#贈り物#傘#ピンクアナベル