ごきげんよう♡
横浜市金沢区
働くママの応援隊!
現役ナースでコミュニケーション講師の大場まさみです。
ブログにご訪問ありがとうございます。
2カ月に1度の極上勇気づけタイムの募集始まりましたよ~
昨日過去記事のお知らせがあって
1年前の自分が書いた記事に悩みました
最期の時間まであなたらしくに寄り添う
その気持ちは今でも変わらないけど
母が再入院した今、
家族としての立場
訪問看護としての立場
色々な立場で寄り添うを考えています。
《安心する》ってなんだろう。
家族の安心
患者の安心
医療の立場の安心
在宅の立場の安心
ブログなどでは話せない医療の世界では暗黙ルールの話もある
そんな中どうやって誰の安心に寄り添うのか??
母のことで恐縮ですが
今回入院に至ったケースとして
先週木曜日日中に母の具合が悪く
発熱・嘔吐などもあったため
在宅医の判断で救急車で1月末までリハビリで入院していた病院に一度運ばれましたが
肺炎所見はなく発熱原因はわからず。
病院主治医は不安なら(病院に)泊まっていく??と聞いてくれたけど、
解熱剤を使い熱もない母は元気を取り戻して
家に帰りたいため
入院とならずに帰宅しました。
仕事を終えて病院に車で迎えに行った時に
元気とはいえいつもより動きが悪いことに気づき
その夜は両親の家に泊まることにして
1度自宅に帰り
子供達の夜ご飯と次の日のお弁当の準備を
タッパーにつめて
車で5分の両親の家に泊まりに行ったんです。
この安心は父の為でもあり
自分自身の胸騒ぎを抑えるための判断でありました
夜に両親の家に着くと
病院から帰宅した時より
元気が無さそうで車いすに移る足元もおぼつかない
私が着いてしばらくすると
嘔吐したんです
そのまま嘔吐物が喉に詰まり
みるみるうちに酸素濃度が下がっていく
吸引器で吐物をひきながら
体内の酸素濃度があがってくるまで待ちました。
母はとても強運
父しか居なかったら吐物対応はできなかったし
救急車を呼んでも
それこそ、どこの病院に運ばれるかわからないです
(日中に救急車で以前の病院に運んでもらえたのは在宅医を通したから)
当番医が内科か外科か
ベットが空いているか
看護師の体制
他の患者さんの救急具合
母のことをよく知っているドクターのいる
病院に運んでもらうには
夜間、休日は難しいこともあります。
よくあるパターンで
電車やバスを乗り継がないとお見舞いに行けない
病院に運ばれてしまい
その後の面会が大変になることがあります。
吸引で一旦落ち着いたし
熱はあるけど解熱剤使って
朝まで様子を見よう
朝になれば、職場の上司に相談して
受診ルートを確保しよう
そう判断して久しぶりの夜勤をしました
この判断の安心は誰の安心だったのだろう??
母は数時間おきに吸引されるのを嫌がっていたし
そもそも、次の朝に病院受診するということも嫌がっていた
嫌がることを説得してやっていたんだから
母の安心の為ではないことは確かだけど、
母が望む吸引もしないし
外来もいかないという判断をあの時していたら
間違いなく今日、母と話すことはできなかっただろう
私の寄り添う看護ってなんだろう??
誰に寄り添っているんだろう??
私達医療者は時に人から
「すごいよね。人の命を預かって!私にはそんなことできない。怖くて判断できない」
と言われることがあります。
どう職種からも
「在宅看護って一人で判断するんだよね??
無理、ドクターいないのに怖くない??」
と言われます。
判断の自信??
もちろんあります。
その為に日々勉強もしています。
でもそれと同じくらい
これで良かったのか??とも悩みます。
その時自分の持てる限りの判断はその時のベストですが
これからもそれがベストとは限らない。
(誰に相談するかも含めて自己判断)
沢山悩んで、
これで良かったのか?
この判断で
何の目的が達成できたか?
自問自答を繰り返しながら
進んでいます
去年の昨日思っていた「あなたらしく」とは
少し違ってきているのは当たり前
それでも気持ちは同じなのです
どうすれば家で過ごす時間を母も父も安心して過ごせる時間にしていくか
訪問看護師としても
娘としても
寄り添っていきたいと思います