お久しぶりです、はい全然更新しなかった上に別ゲーの感想とはこれいかに・・・・。
いやぁね、魔女こいにっきがVitaで発売するって言うじゃないですかぁ欲しいなぁと思いつつ(Vita未所持)それでそういえば買ったけどやってなかったなぁという事でやってたんですよ。
約1年ものの作品を見て何でこれ買ったんだろうなぁと思ったんですがシナリオが新島 夕さんってことじゃないですか。多分それで買ったんだと思います。別に新島信者じゃないですよ?ただ、新島さんシナリオのはつゆきさくらが俺の中でビビビッっときたんですよ。なので買ったんだと思います。
さておき感想に入っていこうかと思います。
この物語は南乃ありすという少女が持ち主不明の日記を拾うとこから始まり、その日記を読みながら持ち主、果てはこの物語の核心に迫っていく事となります。日記に書かれているのは妙にリアルな事ばかり、しかし現実ではそのような事は起きていない・・・そこに現われたのは小さいドラゴン。名をバラゴンと言いありすはそのドラゴンに連れられて、日記の物語を読み進める。
キャラ紹介?そんなものはない公式に行け、そして気になったのならやろう。
ここから先はネタバレも含んでいるので注意ですよ
なんだろうね、凄いよかった・・・んだけどって言う気持ちになった。出来栄えはすごくいい、ストーリーも引き込まれる感じで最後の盛り上げ方もよかった・・・んだけど、最後の最後なのにここで終わるの?もったいないって感じが出てきてしまって。アリスENDが取って付けられたおまけみたいな終わり方になってしまって残念だった。そこに行き着くまでの伏線やプロセスが素晴らしかっただけに、練り上げられた台座に置かれたのが小指ほどの王冠だったという気持ち。これならEND1で終わってた方が綺麗だった。後はストーリーが濃い分まったく同じでは無いにしろ2回読まされると結構きついものがあります。視点が2つあってそれを使い分けながら展開して行くストーリーは良いのですがその分2回目となるとくどさを感じてしまう場面もありました。せっかくENDを挟んでるのですから、別のアプローチからたどり着くと言う展開が欲しかったです。例えば物語を読み返しているがただ読み返すのではなく1度通った道とは別の道を進み、そこに歪みやらが生まれそれを修正しようとする物語からヒントを取り出して行きアリスにたどり着くという展開の方が伏線の回収もしやすいうえにラストへの盛り上がりも期待できます。こうすればEND1後からの読み返しも変化が生まれくどさを緩和しつつ進められるのではないでしょうか。
各キャラに関しては特段ルート分けとかは存在しなく物語を進めれば必然と関わることになります。それゆえかどうもたくみとの関わりが薄くヒロインとしては弱さが見えます。しかし、このゲームにおいてはこれが素晴らしい。このタイプはどうしても必然に絡み当然のごとく通ってしまうので主人公とヒロインの関係性が薄くなってしまうのですが、たくみとの関わりは全て幻であり儚いものだからむしろ薄いことがより味を出し、先の展開への期待感を膨らませてくれます。
個人的総括
素晴らしい作品であるがストーリーの長さから出される終わりのあっけなさ、少しくどさが出てしまったEND1後の読み返し。この二つがもう少し宜しければ文句は無かったのですが・・・それでもオススメ出来る作品であると言っておきましょう。