「星へ行く船」シリーズ | 手当たり次第の読書日記

手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。

えええええええええっ!!

何も考えずにのんびりと、取り敢えずニュースの見出しでも見ようかと思ったら……ま、まさかいきなりこんなニュースに出っくわしてしまうとは。


声優・広川太一郎さんが亡くなってしまいました。


日刊スポーツの記事には代表作として「007」ジェームズ・ボンドや「宇宙戦艦ヤマト」古代守が挙げられていましたが、私にとっては広川さんといえば、「名探偵ホームズ」の印象が強いですね(キャラを擬犬化していたアニメです)。

あともうひとつ、忘れられないこと。

新井素子初期の代表作「星へ行く船」シリーズのヒーロー、山崎太一郎。

このネーミングの「元」が、広川さんだということです。

「太一郎っていう名前にしていいですか」と新井さんが広川さんにお願いして生まれたという、口が悪くて自信過剰で、でもその過剰な自信に見合うだけの力をちゃんと持っている私立探偵。

NHK-FMでラジオドラマ化された際には山田康雄さん(……ああ、この方も故人だ/涙)が演じていて、イメージぴったりだったのですが、前述のエピソードを読んでいた新井読者としては、「“名付け親”の広川さんが演じるのを聴いてみたい!」とも思ったものでした……。

──合掌。

新井 素子
星へ行く船 (集英社文庫 75B)