「ちくま日本文学」刊行! 文庫全30巻! | 手当たり次第の読書日記

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新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。

尾崎 翠
尾崎翠 [ちくま日本文学004] (ちくま日本文学 4)
別に私は筑摩書房の回し者でも何でもないんですが、ここはぜひ進んで宣伝の片棒を担いでおこうかと。
「ちくま日本文学」全30巻、ちくま文庫で刊行スタートです。
これは1991年から1993年にかけて出た「ちくま日本文学全集」の、いわば復刊に当たりますね。
どういう全集だったのかを簡単におさらいしておきますと、安野光雅・池内紀・井上ひさし・鶴見俊輔・森毅の5氏が編集協力で、森鷗外だ夏目漱石だ川端康成だといったところも勿論入っているけれど、海音寺潮五郎や夢野久作や萩原朔太郎なんてのも入っているという、もう思いっきり「活字中毒者さま御用達!」感バリバリのアンソロジー全60巻でありました(刊行が始まった時は全50巻の筈でしたが、途中で気がついたら増えてたという/笑)。
累計255万部を超えたそうですから、充分にヒットしたといえますね。
本を手に入れにくい作家も入ってるし、品切れか絶版か知らないけど、もう出さないのは惜しいなあ……と思っていたんですが。
ちくま文庫を買ったら、中に刊行予告チラシが入っていて。
「読者から、復刊への要望がたくさん寄せられています。そこで、このたびコンパクトな文庫判、手に取りやすい価格で新装刊することにいたしました」だって!
ラインナップは次の通りです。
内田百閒・芥川龍之介・宮沢賢治・尾崎翠・幸田文・寺山修司・江戸川乱歩・太宰治・坂口安吾・三島由紀夫・泉鏡花・中島敦・樋口一葉・谷崎潤一郎・柳田國男・稲垣足穂・森鷗外・澁澤龍彦・永井荷風・林芙美子・志賀直哉・宮本常一・幸田露伴・開高健・折口信夫・川端康成・菊池寛・梶井基次郎・夏目漱石・色川武大