心の傷は被害の大きさじゃない。 | 青空スマイルこどもクラブ

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東日本大震災で負った、子ども達の心の傷は簡単に癒えるものではありません。
楽しく遊べる時もあれば、そうじゃない時もある。

被災地の子ども達の現状と、体当たりで子ども達に向き合う支援の様子を、包み隠さず赤裸々に綴っていきたいと思います。



震災から今日で4年。


いつもと変わらない一日のようで、
なんとなく違った雰囲気で。




被災地の今……


復興に向けて少しずつ変化しているように見える中、



いまだ生活再建の目処がたたない人


大事なものを失った悲しみから抜け出せない人


4年経っても

やっぱりまだまだなんだと思います。




さらには


月日が経った今頃になって
心の傷が表に出てきている人
もいます。




家は失ったけれど


家族は全員無事だった、
仕事も失わず収入もある。


自分はマシなんだから
弱音を吐いていられない。


がんばらなくちゃ。
がんばらなくちゃ。



そういう人達が
突然なんにもできなくなったり、
体調を崩したりしているのです。


比較的被害が少なかったのは
運が良かったかもしれない。




でも


あの日を体験したことには変わりなく、
今でも脳裏に焼き付いています。



一つ言えるのは、
生活環境、心理状態を含めて


震災前とまるっきり同じに生きている人は
誰一人としていないということ。




笑顔の陰には
それぞれ抱えているものがある


当時の記憶は薄れていったとしても
それだけは、みんな忘れないでほしいです。