■前書き
原作を1話からじっくり楽しむため
1話ずつ読んで、ネタバレとか気にせず適当に感想を書き連ねていくだけのコーナー
◼️仕事と夢
アニメでは第138〜139話「最後の上映殺人事件」
博士が現場に駆けつけ、早速探偵役をやってもらうことに
今回は探偵団たちも実演に協力
被害者のヤンキーにしか見えない不動産屋社長は借金もあり、映画館の買収に必要なお金を足りないという苦しい状況だったよう
もう自殺で確定か、というところで推理ショー
犯人は映写室にいた古橋さん
トリックとしては簡単
あらかじめ被害者を吊るしておき、鏡を使って映し出す映写機の窓を切り替えて、たった今吊るされたように見せていた
それを探偵団たちが実演
しかし切り替わった瞬間はピンボケしてしまうとか、被害者が映写機の前を陣取っていた痕跡から、上映開始時は別の映写機(の窓)が使われていたことが証明になる
女性がコンタクト直すのに鏡がなくてトイレへ行ってたのも、このトリックの後押し
でも、コンタクト直すなら水道のあるトイレに行くのは普通でない?
ソフトならすまん
あと控室に水道があるならすまん
見直したら、ややそれっぽいのがあるな
動機はこの映画館を潰す要因となった奴への復讐
この手段を使ったのは、非力な館長への疑いをそらすことになるというのもあるんだろうが、なにより、この寂しい風景を見せてやるため
古橋にとっては、この場所がただの職場というだけじゃなく、まさしく「夢」だったんだろうな
私も、仕事とはいえ自社のものを悪く言われたり、邪魔されたらボーナスに響きますしね
好きでなきゃやってられないのも事実だし、そりゃ怒るし憎い
でも、犯罪までやりますかね(ドライ)
いや、今話題の某中古車販売店を見てたら、100やらない自信はないな、正直
経営者って立場だとまた違うだろうし
「お金」は動機の鉄板
仕事は仕事、といっても、仕事=お金でもあります
それが好きでやっていること、夢の職場であればもう、尚更それは
そう言う気持ちもよくわかるのだけれど
まぁ、あの男が加速させたのは間違いないだろうけど、この手の映画館が寂れつつあったのは事実……という館長
しかし、映画にはしゃぐ探偵団たちを見て、この映画館を続けていくことを決意する
買う人もいなくなったわけですしね
この事実をまず井出くんに報告したい
そういえば美術館でもそうだったなぁ
悪徳業者に買い叩かれるくらいなら、引き続き残すと
再起した館長なら、きっと楽しい企画も生まれるかもしれない