【第208話】迷宮への入口 巨大神像の怒り【名探偵コナン】 | 明鏡止水/コナンファンブログ

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本日は1時間スペシャル!
これも有名な話かもしれない。
 
 
静岡の天部山に来ているコナンたち。

この天部山には巨大な女神像があり、観光地として開発が進んでいた。
ロープウェイが開通されるオープニングセレモニーに小五郎が招待されたのだった。
 
でも道中からクサい雰囲気。
 
電車で乗り合わせた尼のおばあさんは女神像周辺の開発に大反対。
あの像に失礼があると大変な祟りがあるとかなんとか。
おばあさんだけでなく、反対派は多いようで、利益がある店の者以外はいい顔をしていないみたい。
前の作品でもありましたね、観光客のマナー問題。
 
今回小五郎が招待されたのも、単に有名人だからというだけでなく、このような反対派から守るボディーガードも兼ねているようだ。
 
 
現地に着いて。
開発を進めている観光会社の副社長秘書に迎えられ、さっそく打ち合わせ。
 
集まる社長三兄弟と、謎のスキャンダルを追うルポライター。
みんな金に困っていたり、なにかしら因縁があったりなかったり。
当の社長も絵に描いたような悪人顔。
なにか裏もありそうだし、何かを企んでいる雰囲気が漂っている。
 
 
そして肝心のロープウェイに試乗。
社長の長男であり副社長が同伴。
高所恐怖症に震える小五郎。
2つのゴンドラが交互に行き来するシステム。
そして途中にトンネルがあり、道中はたくさんの地蔵。
女神像周辺も展望台やら遊歩道やらと開発が進んでいて、信仰心がなくともこれは…とあきれるコナン。
 
頂上からは副社長は明日のオープンに備え、遊歩道を歩いて最終チェック。
 
小五郎たちは秘書さんに連れられてホテルに。
美人の秘書さんに見とれる蘭。
優し気な雰囲気が女神像にそっくり。
そして胸元には母の遺品のヒスイをあしらったブローチ。
 
…あー…(色々察する)
 
コナンだけではないけど、「この人が犯人じゃなかったらいいな」、そう思うことがあります。
大体はその希望が叶うことはないのですが。
 
 
翌日の正午。
オープニングセレモニーが始まった。
 
社長あいさつ中に、開発反対派のあのおばあさんが怒鳴り込んできた。
でもそんな反対派おもろともしない社長の態度。
なにか企んでいるのか。
 
そしてロープウェイの初運転。
社長とその家族、秘書、小五郎たち、そして呪いがあると新聞に書きたて、開発を反対している新聞社の記者が乗り込んだ。
 
何故賛成派ではなく反対派なのか。
 
ロープウェイは順調に頂上へ向けて上がっていく。
が、トンネル内で突然停電。
社長が何者かと争う音がして、ロープウェイの中から忽然と姿を消してしまった。
扉はロックがかかってるし窓ははめ込まれており開かない。
非常脱出口も使われた痕跡がない。
 
社長はどこに…
すると窓の外から見える女神像の手の上に、社長の刺殺体が。
 
トンネルの中にいるのは約30秒。
これは…祟りなのか…!?
 
んーこれは不可解すぎるというか…
えぇ…!?
 
頂上についてすぐ遊歩道を通って社長のところへ。
すでに亡くなっていた。
小五郎が確認し…って、展望台の手すりに足をかけて調べるって、これは~高所恐怖症でなくてもちびりそうだけど…
つるっていくと怪我では済まないよきっと。
 
 
通報を受けて横溝が駆けつけ関係を整理していく。
呪いなどあるわけない。殺人だ。
犯行はロープウェイに乗っていた者しかできないだろうけど…でもどうやって連れ出したのか。
 
容疑者たちの事情を整理し、工事の際に使われていた小屋であるものを発見したコナンはトリックと犯人を見破った。
 
容疑者と横溝を乗せロープウェイで推理ショー。
蘭をアシスタントに、トンネルで実際に消えるトリックを再現。
 
女神像には蘭に似せた人形。
蘭はロープウェイの座席の下のスペースに隠れていただけだった。
 
 
社長が消えたこと自体は副社長と仕組んでやった狂言。
 
社長に似せた人形をあらかじめ副社長が用意していて、ホラーな演出も副社長の仕業。
社長を座席の下に隠し、瞬間移動したように見せかけた。
 
みんなが像に駆けつけている間に帰りの無人ロープウェイに乗り、途中で飛び降りて女神像に駆けつけ、呪いがないことをアピールするつもりだった。
 
時間にも意味があって、事件になったら記者は夕刊の記事を差し替える。
ネタ晴らしをする頃には夕刊の締め切りが過ぎてしまうので、誤報が乗る羽目になる。
 
反対派の新聞社の信用をも落とそうとする作戦だったよう。
あ、あくどい…あくどすぎる…
 
でもその目論見はハズレた。
この計画に便乗した犯人は、その呪いを現実のものとして社長を殺害した。
 
犯人は、副社長秘書。
 
やっぱりねーー
 
この計画を知り、ロープウェイを降りたときにめまいがしたと倒れこみその場に残る。
社長と同じロープウェイに乗り行動を共にして、像にたどり着いたところを実際に襲った。
 
元々使っていた人形は工事中に使用していた小屋で燃やした。
その際、ブローチのヒスイが一つ取れてしまい、人形に残ってしまったのだと。
 
これが確かな証拠になって自白。
動機は無理な計画で進められたトンネル工事で事故死した、兄の無念を晴らすため。
 
兄の死をいたみ、社長への恨みつらみを残していた母の思いも背負ってのことだったのかもしれない。
 
この事故は開発のイメージダウンになると金を積んで黙らせたみたいだけど、告発するだけでもだいぶ社会的制裁はありそうよ。
 
特にその件を嗅ぎまわっていたルポライターもいたわけだし。
その人に情報を流してさ…
 
 
だから、決して肯定できることではないけど、
蘭曰くも女神像に似た彼女の犯行、無理な開発と犠牲の、女神像による因果応報ともいえる、かもしれないけどね。
 
社長への恨みつらみを残して死んだ母の遺品であるヒスイが決定的証拠になるなんて。
いや、「あの人はそんなことをしても喜ばない」とかきれいごとを言うつもりはないんだけど、やはり罪は罪だから。
彼女にも巡ってしまったのかもしれない。
 
事件ではあったけど、これもある種の呪い、因果応報の形として語り継がれる、かもしれない…
 
 
関係ないけどこういう巨大像を見るとダンジョン感があるわ~
時オカの魂の神殿のイメージやろか~←
 
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