外部犯の可能性は…?
屋敷の構造を熟知している上、警備も万全のため、それはないだろう。
アリバイがない容疑者5人の行動も詳しく調査。
中でも怪しいのは新婦の楓さん。
部屋で仮眠していたらしいが、新郎姉が風呂に誘ったとき返事がなかったらしい。
関係ないけど楓さんかわいいよね
遺体をどうするか。
ご主人の、亡くなった奥様の近くに埋葬したいのだが…と希望するも、司法解剖のためすぐにはむりとのこと。
なぜ奥様の近くに?
平次はこの家の事情を母から聞いていた。
今回殺された重松と奥さんは付き合っており、奥さんは重松に会うため屋敷に通っていたが、ご主人が自分に気があると勘違いしプロポーズ。
両家の両親もその気になり、熱烈アピールに負けて結婚したと。
あー……
なんて悲しい……
誤解するなってのもどうかと思うし、アピールするくらい、ご主人が奥さんを好きだったのは事実だと思うし。
両家その気になっちゃったらさ、あれは誤解でしたといっても空気が悪くなるし、そのあと執事さんと結ばれても、少なくとも周りからは心からの祝福は得られなさそうじゃん。
奥さんからすると、好きな人がそばにいながら、大して好きでもない人と結婚しても、
断って本命の彼と結婚するも、どちらを選んでも辛い。
時々ありますよね、そんな選択をさせる方が酷みたいな。
そんな話を聞いて気がついた。
花嫁と同じネックレスをつけていた若い執事の桜庭。
この二人は恋人同士で、ご主人らと同じ関係になってしまっているのでは…?
関係はわかった。
あとは事件の方。
事件後、桜庭が新郎を殴って割った窓ガラスに小さな穴が。
この穴を使えば密室トリックも可能になる。
ベランダに出て、そこからは…
壁の淵などに手をかけて、下の階のベランダに降りれるか。
同じ作りの別の部屋で実演することに。
そんな危ない役を誰が…?
子供の体のコナンには無理。
「君しかいないだろ平次くん❤️」とコナン。
悪そうな顔してる
腰に命綱をつけ実演。
見事に成功。下の階に降りられることがわかった。きっとこのルートを使ったんだろう。
と、そのベランダから見える木の枝の中に、怪しげなものが…
平次の言葉に、なになに?とベランダから乗り出してコナンが覗き込んだところ、新郎が声をかけ、驚いたコナンは落ちそうになり手すりにぶら下がる
急いで上に駆けつける平次
下で見守る蘭と和葉
彼女らからも「早く助けて!」と新郎にせがむが、ベランダに出られない
もうだめだ…落ちる…!
とすんでのところで、執事の桜庭が助けに来て一件落着。
平次に胸ぐらを掴まれて、なぜ助けなかった!!と怒鳴られる新郎。
しかし新郎も子供の頃から極度の高所恐怖症らしく、しかたなかったと。
高さもあるけど、こう落ちそうになるというのは、まさに恐怖する対象なんだろうけど…
無事助かってすぐ
怪しげなものがあった木に登るコナンと平次
危なっかしい
木の枝の中にあったのは、血まみれのシャツに包まれた凶器の包丁と血まみれの手袋。
犯行に使われたものに間違いなく、例のやり方ならできるのはたった一人…
しかし残る謎もあり、ふに落ちない。
そこに雨が降ってきた。
その時思い出した。
割れた窓の反対側の雨戸が閉まっていたことを。
推理は繋がった!
そこでみんなを集めて推理ショー
犯人は執事の桜庭だ。
窓ガラスに開けた小さい穴にテープをつけた紐を通して、ひっぱり鍵をかけた。
新郎を殴り倒し窓を破り、痕跡を消そうとしたが、穴が残ってしまい失敗。
失言がなくても、どうにかして割る機会を狙っていた。
密室を作ったあとベランダから下の階に降り、悲鳴を聞いて駆けつけたように見せかけた。
こんなことができるのは、容疑者の中では桜庭しかいない!
が、彼には本当はアリバイがあった。
犯行時刻前後、新婦である楓と一緒におり猫を探していた。
それをいえなかったのは、二人の関係がバレるから。この二人が付き合っていたのは本当だったよう。
しかし親しい人間のアリバイ証言はあまり重要視されない。
連行される桜庭…
まさか彼が…と驚く一行。
しかし平次は厳しく、人殺しの極悪人と言い放つ。
その様子に和葉も違和感を覚えていた。
泣き崩れる新婦
君の心から彼が消えるまで待つとキザな新郎の顔には、どこか影が
あとは凶器が見つかれば認めるだろう、と平次はいうが……
その夜、皆が寝静まった頃
何者かが木にひっかかっている凶器を棒で回収
執事の桜庭の部屋に侵入し、部屋にあったバッグに忍ばせようと……したところを平次たちが追い詰める。
本当の犯人は新郎だった。
猫を現場の部屋に入れておくことで、猫探しをさせ、桜庭のアリバイをあやふやにした。
そして密室トリックは全てフェイク。
凶器や証拠品をまとめて捨てるわけないが、高所恐怖症の彼にはそう処分するしかなかった。
本当のトリックとしては、犯人は部屋の中に潜んでおり、片方の部屋を暗くして、血の跡ともう片方の部屋にある死体に注目させてる間に抜け出し、あたかも今駆けつけたように見せていただけ。
それでも決定的証拠に欠けるので、わざと凶器を出させて言い逃れできないよう芝居を打ったのだと。
本当の桜庭の部屋は隣だし、カバンも平次のものだった。
動機は結婚を取りやめないと会社の不正をご主人にバラすと脅されていたから。
もし結婚を取りやめても一生ゆすられる…そう思っての犯行。
被害者は、もともとゆするつもりはなかった。
自分の誤解で、自分と同じような辛い境遇にさせてしまったから、せめて彼らに幸せになってほしいと願いつつ、
元々は自分が持ちかけた縁談。新郎側も傷つけないように結婚を取りやめるよう計らうにはこうするしかなかったのだと。
バタフライエフェクトというのか、一つの誤解、一つボタンを掛け違えたことから始まったやるせない悲劇。
みんながお互いを気遣ってやってることが裏目に出たような。
新郎側としても悲しいこと、なんやろうけども、もともと会社の不正があるということで、ろくでもないやつだ。うん。
その後、平次も桜庭らに犯人呼ばわりしたことを詫び一件落着。
平次と和葉はお揃いの縦縞の服で大阪に帰っていく……
そのペアルックみたいなのが恥ずかしいと照れる和葉に平次が一言
「兄弟みたいやなw」
コナン「どっちかというと漫才コンビだな」
もう、彼らのすれ違いのような、この、これも焦ったい…!!!
もうyouたち付き合っちゃいなよ。
もう実質……
や、こういうのは外野が言うことではありません。
自分の意思でね
ちゃんと伝えるというのが大事なんです
そういうこともよくわかる話でしたね。
少なくとも、桜庭さんと楓さんの二人には幸せになってほしいところ
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