<春休みお出かけ企画②>平和記念資料館・ミスタードーナツ | あおぞらBLOG

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広島市南区宇品の放課後等デイサービス「キッズスペースあおぞら」のブログです。
あおぞらの日々の出来事をお知らせしています。

『春休みお出かけ企画②』は、≪平和記念資料館・ミスタードーナツ≫です!

 

今回のお出かけのテーマは、こちらの○つです!

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①平和記念資料館で、被爆者の遺品や被爆の惨状を見聞きすることで、広島で起こった出来事について、学習する。

②四季を感じながら、花見を楽しむ。

③公共交通機関でのマナーを身につける。

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事前学習では、

・原子爆弾が広島に落ちたこと(原子爆弾の長さ・重さ)

・伸一ちゃんの三輪車や貞子さんの千羽鶴、お弁当箱などが掲載されている冊子をもとに、原子爆弾・放射線の被害、戦後の状況など

・戦争では、若い人たちも駆り出され、特攻隊として命を捧げていたこと

・今もなお、世界では戦争が起こっていること

・公共交通機関での支払方法

・ミスタードーナツで購入するメニュー決め、買い方の練習

などを学習しています。

 

 

この日もあいにくのお天気☂

この日は、公共交通機関での移動だったのですが、市電に乗る際の注意事項として、「騒がない」を伝えていたこともあり、静かに移動することが出来ていました🚃

 

また、現金で支払う子ども、ICカードを使って支払う子ども(子どもICOCAじゃなければ「子ども一人」と伝える)、手帳を用いて介助者と降りる場合は「子ども一人、介助者一人」と言って支払う子ども、など、それぞれが自分の支払い方法で、ドキドキしながら乗り降りに挑戦することが出来ました✨

 

 

中電で下車して、碑なども見ながら、平和記念資料館へ向かいました!

 

 

 

この日は平日であっても海外からの観光客の方々が多く、行列にびっくり👀!!

 

ですが、ご安心を✋

事前に申請しておいた方がよいと判断していたため、webチケットを購入しており、行列には並ばずに、スイスイ入場することが出来ました!

 

入場してからも、館内は、人!人!人!人でいっぱい!!!!

そんな中でも、事前学習で目にしたものを実際に目にして観察したり、残酷な現実を目の当たりにして、考えるものがあったりなど、各々の感性で、平和について考えることが出来ました。

 

「原子爆弾が落ちたから町がこうなったの?住んでる人はどうなったの?」

 

 

子ども「原子爆弾が落ちる前は緑があるね」

スタッフ「一瞬で爆風が来て、やけどを負ったり、ガラスが刺さったり、たくさんの人がなくなったんだよ」

 

子ども「原爆が落ちたのはどこ?」

スタッフ「あそこにある島病院だよ。今もある病院だから、帰りに見に行ってみようね。本当は相生橋を狙って原子爆弾が落とされたんだって。」

 

 

子ども「あ!伸一ちゃんの三輪車!」

   「なんでわざわざ一回埋めたのに、また掘り出したの?」

スタッフ「伸一ちゃんが亡くなってからも遊べるようにって一緒に埋めたけど、その40年後に、お父さんがやっぱり伸一ちゃんをお墓に移して供養してあげようと思って掘り起こしたんだって。そのときに、三輪車とヘルメットは、この悲惨さを伝えるために寄付されたんだよ」

子ども「へ~!」

 

スタッフ「この制服は、3人の学生の服だって。」

子ども「こんな制服だったんだね」

 

 

この他にも、8時15分で止まっている時計や銀行に腰かけていた方の人影が残った石、貞子さんが作った千羽鶴、放射線の被害(髪の毛が抜ける、斑点)、水を求めて亡くなった方々、やけどを負った人々、家族を亡くし疎開した子どもたち、などなど、様々な展示物を目の当たりにしながら、戦争の恐ろしさを学習しました。

 

 

子ども「これはなに?」

スタッフ「通常の瓦と被爆した瓦だよ。触っていいみたいだから、比べてみてごらん。」

子ども「なんかザラザラしとるよ。溶けとるってこと?」

 

 

子ども「これも見てみよう!!」

 

 

 

子ども「これがアオギリか!僕の学校にもあるよ!」

スタッフ「このアオギリは、被爆で真ん中が割れてるんだよ。」              

 

スタッフ「これがアオギリの種だよ!」        

子ども「こうやって落ちていくのか!!」

 

雨が降ってくる前に、ランチタイム!

少し桜が咲いていたね🌸

 

 

 

 

 

昼食後は、噴水を見に移動!

 

さて、ここで問題です!!!

1.一番高い高さで何メートルでしょう!

2.1分間で何トンの水が出ているでしょう!

 

 

 

 

 

 

答えは

1.高さ10メートル

2.1分間に11トン

です!知っていましたか?

 

 

「水を、水を、」と言いながら亡くなった原爆被害者の霊にささげる噴水となっていることや噴水、平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑、原爆ドームが一直線に建てられており、噴水からすべて見られることなどを説明しました。

 

原爆死没者慰霊碑では、皆で追悼。

「戦争が、この世からなくなりますように」

 

 

原爆の子の像でも平和を願って。

 

 

 

原爆ドームでは、平和記念資料館で被爆する前の建物を見ていたため、

子ども「あそこが丸いところだね!」

   「元々は何だったんだっけ?」

スタッフ「あっちが爆心地で、元々は広島の特産物を売っていた施設だったみたいだよ。でもこの原爆ドームも修繕されながら、今も建っているから中には入れないよ。」

などと、実際に見たものを確認しながら、記念撮影✨

 

 

ミスタードーナツに向かう道中で、爆心地に当たる現在の「島内内科」も訪れ、「ここに落ちたんだね」と平和記念資料館で見たものを振り返りました。

 

ミスタードーナツでは、事前に決めていたメニューを自分で注文し、購入しました🍩

 

 

帰りは爆睡

たくさん歩いて頑張ったね!

 

帰ってからは、ご褒美のミスタードーナツ🍩

たくさん歩いて疲れた体に糖分が染み渡る~♡♡♡

おいしくいただきました!!!

 

 

 

 

                                                 

 

低学年の子どもたちが多い中で、どこまで理解が出来るのか、怖がるのではないかと心配していましたが、事前学習でもなぜ戦争が起こったのか、なぜ若い人たちが特攻隊として命を投げ出さなければならなかったのか、爆弾と原子爆弾の違いは何なのか、など、たくさんの疑問をもち、たくさんの質問が挙がりました。

 

実際の平和記念資料館でも、生々しい写真や絵が展示されていましたが、怖がることなく、なぜこういうことが起こるのか、と疑問に感じることの方が多く、説明しながら見て回りました。

 

具体的なことまでは理解できなかったかもしれないですが、戦争が多くの罪のない人を殺め、戦後も多くの人を苦しめたことは感じてもらえたのではないかと思います。

 

また、日本はこの戦争を機に核兵器の撤廃を約束し、戦争が起こらないように約束をしているけれど、世界では今もなお、戦争が勃発し、子ども・大人関係なく、多くの人が亡くなっている事実も伝えています。

 

今後も平和とは何かを考えられるよう、子どもたちに伝え続けていきたいと思います。

 

 

次回は『春休みお出かけ企画③』は、≪安佐動物公園≫です!

 

【お知らせ】

写真を加工せずお顔を出しているお子様は、保護者様の許可を頂いて掲載しております。加工の有無等、ご変更がある場合はスタッフにお伝えくださいますようお願い致します。

 

キッズスペースあおぞら

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