硬貨のギザギザにはこんな理由が | あおぞらエステート社長のブログ

みなさん、おはようございます。sei★


今日は2時からアメブロさんのメンテがあります。


だから、その前にブログっておきたいと思いま~す。

ハイッ ! そこでさっそくですが、


みなさん、この写真を見てください。


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ピンピカの10円玉ですねえ。


             じゃあ、これは ?


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ちょっと見にくいですけど、


これは昭和29年に発行された10円玉です。


私がこの世に生を受けたのは昭和30年の12月。


ということは、


この10円玉のは私よりも1年先輩ということですたい。スマイル


敬意を表しなければなりませんなあ。敬礼




じゃあ、今度は、この2枚の写真をよ~く見てください。


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両方とも横から見た写真ですけど、


どこか違っていませんか ?


上が平成23年生まれ、下昭和29年生まれの10円玉です。


色が違う ? ツヤが違う ?


色は違っていて当然でしょう。


昭和29年物は年季が入ってるから、黒ずんでいるのは当たり前 !




答は、ギザギザ模様があるかないかの違いです。


このギザギザはもともと、


「金貨や銀貨など貴金属の貨幣の場合に


外縁が削り取られるのを防止するため」や


「当時の最高額面の貨幣であることを示すため」にあるんです。


尤も現在では、


「他の貨幣と区別する」ためや「偽造防止対策」のためらしいですが。


でもって、


さきほどの昭和29年物の10円玉のギザギザですが、


これは昭和33年までに発行された10円玉にしか付いていないのです。


嘘じゃありません。


平成23年物には付いていなかったでしょう ?


なんなら、ご自分で硬貨入れの中の10円玉を確認してみてください。


これはですねえ、


まだ10円玉が価値の高い貨幣だった時代に


他の硬貨との混合を防止するために付けられたギザギザなんですよ。


いわゆる 『ギザ10』 というもので、レア物なんです。


昭和33年発行の10円玉が一番価値があるとされてます。


なぜなら、発行枚数が非常に少ないからなんですね。


因みに昭和29年物はギザ10では最も発行枚数が多いんです。


参考までにウィキペディアの解説を貼っておきますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%82%B6%E5%8D%81




その後、昭和30年に50円玉硬貨が、


昭和32年には100円硬貨が発行されました。


10円玉は、もはや最高額面の硬貨ではなくなったのです。


ハイ ! ここでもう一度硬貨入れの中を覗いてみてください。


50円玉と100円玉を取り出して、よ~く見てください。


ギザギザが付いていませんか ?


記念硬貨にはすべてギザギザが付いているようですが、


昭和天皇在位50年記念硬貨のギザギザは、


天皇、皇后両陛下の年齢である75プラス73に50をプラスした


合計198個あるのだそうですよ。


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この記念硬貨をお持ちの方は、暇があったら数えてみてください。


ちょっと目が疲れそうですが゛・・・うっしっし




このギザギザが入っていないと、


流通していくうちに硬貨の淵がぶつかりあって厚みが増していくそうです。


私は逆に、流通過程では


硬貨が擦り減って薄くなっていくんじゃないか


と思っておりましたが、どうもそれとは反対のようでありますね。


厚みが増していけばいろいろと問題もおきてきますからねえ。


とくに自動販売機などでは誤判定する可能性が十分にありますね。


となれば、


このギザギザ、ただのデザインじゃないことがよく理解できますよね。


宴会やコンパの時にこんな話でもしたら、きっと場が盛り上がりますよ ! 会社おやじ。



参考資料

http://www.77bank.co.jp/museum/okane/0812.htm



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