みなさん、おはようございます。
昨日は日本全国がなでしこジャパン優勝に湧きました。
今朝も、未だにその興奮が冷めない私でありますが、
本当に、彼女たちに心から感謝したい気持ちで一杯です。
勇気を与えてくれてありがとう !
絶対に諦めない気持ちが如何に大切なものであるかを
なでしこたちは、シッカリと私たち日本人に教えてくれました。
とくに東北の被災者の方々にはどれほど心強かったことでしょう。
もう一度、感謝します !
さて、今日のお話は
なでしこジャパンに勇気をもらったから、
というわけではありませんけど、(実はそうだったりして・・・)
ちょうどタイミングもいいいかな ? と思い、
もうちょっと男はシッカリせんといかんばい !
というストーリーを考えてみたんですけど・・・・・
ご承知の通り、
日本は世界でも類を見ないほど
地震の多い国であることは言うまでもないでしょう。
だから、日本の家屋は地震に対応できるよう、
昔から、いろんな工夫がこらされているんですけど、
今日のテーマ、「大黒柱」も実はその一つなんですよ。
いいですか !
縦、横の材木がつながっていると、
地震が起きた場合、左右の運動を起こし、
揺れはますますひどくなってしまうのですね。
ところが、
柱がつながっておらず、一本一本であれば、
上下運動をして地震の揺れに対応できるのです。
この一本一本の柱をつなぐ「貫」(ぬき)という横木は、
上下運動に合わせて動くことができるように、
しっかりと固定されてはいないのですよ。
柱に穴をあけて差しこまれているだけなのですね。
もし、これが動かないよう固定されていれば、
地震が起きて柱が揺れた場合には
逆に、ボキッ と折れてしまいますからね。
ところが、
そうは言うものの、
一本一本の柱と貫だけでは、
なにぶん、家全体を支えることはできませんよね。
そこで、
その中から一番太い柱に、全部の梁をかけて、
家の上屋の重みを支えるようにしたわけでありますよ。
でも、なぜ一本の柱に全部の力を集中させるんでしょうか ?
それは、二本の柱に分散すれば家が狂ってしまうからなのね。
心柱一本であれば、
そこに集中的に力が加わりますけど、
揺れても、心柱は元にも戻ろうとするため建物は狂いません。
ところが、二本だとそれぞれ別々に力が加わるので、
柱が元に戻ったときに、建物がいびつになってしまうのですね。
一本の芯になる柱を中心に、
そこに力をかけるようにした工夫も素晴らしいですけど、
昔の人は、この一本の柱をさらに信仰的に発想転換して、
家の象徴としたのであります !
そして、ここに家を守る神様を祀ったわけですね。
伊勢神宮の本殿床下の「心の御柱」などを思い浮かべてください。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B4%B8%E6%C3%EC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%BB%BA%E7%AF%89ところで、
この中心的な柱の片側に面して、
一般の家には昔から必ず台所が置かれていました。
その台所には普通、
厨房の神であり、食べ物を集める大黒天を祀りますね。
そこで、この柱を「大黒柱」と呼ぶようになったんですよ。
つまり、「大黒柱」は、
「一つの家を支える大切な柱」
~それが転じて、
「一家を支える人」、「広く国を支えて立つ人」
のことを指して呼ぶようになったといわれているのですね。
因みに、マイホーム (土地)を決めるときは、
やはり一家を支えていらっしゃる大黒柱のご主人の意見が強い、
と思いがちですが、
私の仕事上の経験からいえば、
意外や、奥様やお子様の意見のほうが圧倒的に強いというのが現実です。
世の男性諸君よ !
大黒柱は実にたいへんですなあ!
でも、安心なされ !・・・・
今や日本では女性が大黒柱になりつつありますから・・・
大黒柱には、なでしこジャパンに見られる
絶対に諦めない精神力が必要ですからね !
あなたにはそれがありますか ?
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http://www.aozora-estate.co.jp