株式会社エムデジの「育成担当者研修」を担当しました。
ご縁があって人を指導するという仕事をしていますが
人を指導するということは
本当に本当に難しいことだと思います。
昔、人の悪口しか言わない人
周りが全て悪いといい、自分は悪くないという人がいました。
あきらかにその人のミスなのに
「ちゃんと教わっていなかった」とか「マネジメントがなっていない」
といったように
相手や周り、会社のせいにするのです。
困ったなぁ、どうしようかなぁと思っていたのですが
じっくり向き合い観察していくうちに
気づいたことがありました。
それは
自己肯定感が驚くほど低いというものでした。
その人は、自分のことも大嫌いなのです。
だから、周りに感謝するという気持ちがなく
周りが悪いとなるのです。
自己肯定感を高めるのは簡単ではなく
直接「いいね！」とか「すごいね！」と褒めても
自己肯定感が低い人にとっては「嫌味ですか？」とか
「どんな魂胆でほめているのですか？」となるわけです。
そこで仕方がないので
独り言で褒めてみました。
「いや〜、本当に上手だなぁ」とか
「うわ〜、想像以上の出来栄えだ」とか
とにかく聞こえるように、でも、独り言としてつぶやくわけです。
本当に思ったことをつぶやくうちに
時間はめちゃくちゃかかりましたが
少しずつ打ち解けてくれて、本音をこぼしてくれるようになり
本当に自信が持てていなかったことがわかりました。
自分で良いと思う自己肯定感が満たされてくると
相手も受け入れられるようになるもので
愚痴や不平不満が減っていきました。
自己肯定感を上げることが、私には難しく
何度も挫折しそうになりましたが
指導者という仕事に縁があって就いたのだから
私が持っているノウハウや考え方をお伝えできる時間でした。
今年も大変お世話になりました。
エムデジみなさま、来年もどうかよろしくお願いいたします。