マグネシウム入浴剤や石鹸はアトピー性皮膚炎や乾燥肌、冷え症に効果を発揮します | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

マグネシウム摂取はストレスや糖化を抑制すると説明しました。

皮膚に関してはマグネシウムを摂取するより、入浴剤などで直接皮膚に吸収させた方が効果を発揮します。

そのメカニズムについて解説します。

ストレスがあると血液中のマグネシウムは腎臓を介して尿と一緒に排泄されてしまいます。

寒冷ストレスや拘束性の仕事などですね。
マグネシウムが尿として排泄されると血液中のマグネシウム濃度は低下します。
血液中のマグネシウム濃度を一定にするため皮膚からマグネシウムが移動します。
皮膚の低下したマグネシウムを補うために、骨からマグネシウムと一緒にカルシウムが移動してきてしまうのです。
余分に増加したカルシウムが皮膚のマグネシウム濃度を低下させてしますのです。
上の図にストレスによるマグネシウムの排出と移動を示します。 番号は起こる順番です。
 
アトピー性皮膚炎では皮膚のマグネシウム濃度が低下しているために、肥満細胞が
ヒスタミンや蛋白分解酵素、サイトカインを放出して炎症を起こしています。
皮膚の低下したマグネシウムを補うために、マグネシウムを摂取しても、血液中のマグネシウムが
すでに一定になっているために摂取したマグネシウムは皮膚に移送されずに排出されてしまうのです。
それを解説するのが、マグネシウムの入浴剤や石鹸です。
マグネシウムは分子量が小さいので、非常に効率よく皮膚に取り込まれます。
 
青山ヒフ科クリニックで使用するビタミンC誘導体はマグネシウムを結合した誘導体です。
スキンケアやイオン導入すると、ビタミンCの効果プラスマグネシウムの抗炎症効果と保湿効果が出るようにしました。
ナトリウムタイプのビタミンC誘導体と同等の細胞内以降性があることは、僕が実験で確かめました。
培養細胞に添加した場合、高濃度のナトリウムタイプの誘導体は浸透圧の関係で細胞毒性を発揮しますが
マグネシウム結合型のビタミンCはそういうこともありません。
 
青山ヒフ科クリニックオリジナルのマグネシウム入浴剤と石鹸を使用してアトピー性皮膚炎が改善しました。
ステロイドは一切使用していません。
マグネシウム入浴剤や石鹸は一部のアトピー性皮膚炎や乾燥肌、敏感肌の方に効果を発揮します。
僕も小さいころアトピー性皮膚炎でした。
今は炎症はなく、乾燥肌という症状だけです。マグネシウムの入浴剤を使用して肌がしっとりします。
マグネシウム入浴剤は皮膚の炎症を抑え、糖化も抑制します。