紫外線、可視光線、近赤外線が皮膚のメラニン産生を増加させます | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

紫外線がメラニン産生を促進することは明白で、そのためにサンスクリーンが開発されました。

近年、紫外線だけでなく、可視光線より上の波長の近赤外線

可視光線のなかで波長が紫外線に近いブルーライトがメラニン産生を刺激することが報告されました。

 

ごく最近ブルーライトより波長の長い可視光線 黄色や赤の光線もメラニン産生を刺激することが報告されました。

 

メラニン産生を生じる可視光線の量は紫外線よりも数十倍強いものです。

それを1回ではなく、週に5回浴びると明らかなメラニン産生を生じるというものです。

 

光源は太陽光ではなく波長を調整するフィルターを付けたランプです。

可視光線の量は紫外線の強いクエートで100分ほど太陽光を浴びた量だそうです。

これが第1日目。

2日目以降は50分ほど浴びた量です。

紫外線対策をまったく全くしないでこれほどの長い時間、しかも連続して光を浴びることは現実的にはあまりありませんが事実が判明したことにより、サンスクリーンの設計概念が変わります。

 

これだけの量の可視光線と一緒に紫外線を浴びたとするとひどいサンバーンを引き起こします。

 

今迄は、紫外線を皮膚に入れないために紫外線吸収剤、紫外線散乱剤が使用されてきました。

これからは可視光線、近赤外線にも効果を発揮する光吸収剤、散乱剤が必要になります。

 

また、皮膚に生じる活性酸素をいかにして低下させるかがポイントになります。

皮膚に炎症やメラニン産生を引き起こすのは活性酸素です。

活性酸素を消去する抗酸化剤が入っているかどうか、できればいろいろな抗酸化剤を配合したものがいいですね。

抗酸化剤でビタミンCとビタミンEは必須です。

さて今回ドクターケイが発売したケイスキンバリアUVベースです。

3種類のビタミンC(水溶性、脂溶性誘導体) と ビタミンEを配合しました。

紫外線、可視光線、近赤外線による炎症を抑えます。

紫外線に表皮細胞が変性して炎症を引き起こすのを抑制するイザヨイエキス

可視光線であるブルーライトによる炎症を抑制するビルベリーエキス

など抗酸化成分10種類たっぷりと配合しました。

 

紫外線吸収剤3種類 紫外線散乱剤3種類配合しました。

 

自信作です。ぜひお試しください。